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 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

コンピューターのシステムダウンに思う

2009-02-15 | コラム

 ちょっと前にJR東日本の新幹線が、コンピューターシステムの停止しにより長時間運行不能になりました。私は乗車予定がなかったから影響はありませんが、当日の膨大な乗車予定者には大きな影響を与えたものと思います。もし、私が当日乗車予定であったら、相当にJRをどやし付けていたでしょう。

 この原因は良く判りませんが、前日営業後の夜間に行ったシステムの変更にある様です。この様なコンピューターシステムのダウン例は、過去にも大手銀行の合併に伴い、2つのコンピューターシステムの連携が上手く働かず、長時間ATM(自動支払機)が停止したこともありますし、報道はされないものの小規模な同様の事象は結構生じているのではないでしょうか。

 銀行以外の大手企業においては、基幹系と云われるオンラインシステムを運用していますが、同様のシステムダウンが生じているはずです。このシステムダウンですが、運用中に停止するというものもありますが、多くは朝の運用開始時(立ち上げ時)に、システムが正常に起動できないという類が多い様に感じられます。

 大体、この様な大規模のオンラインシステムを保有する企業は、専門部門が存在し、営業時間終了後の夜間に、バッチ処理という集計に類する処理を行ったり、ソフトウェアやハードウェアの変更を行います。っそそて、十分なテストを行った上で、翌朝のシステム起動に望む訳ですが、何らかの人為的なミス等により、思った様に起動できないという自体に陥るのでしょう。

 こんな場面における担当部署は、周辺からの怒りを受け、それは大変なプレッシャーが生じることでしょうが、それも宿命のことだと思います。

 パソコンについても、信頼性は向上してきて、昔程にハングアップ(システム停止)するケースは減りましたが、それでも皆無になった訳ではありません。また、組み合わせるハードウェアやソフトウェア同士による相性からくるトラブルも多く、トラブルが生じると原因を特定するのが困難な場合があります。

 私も20年近くパソコンを使用し続けていますが、その間にハードディスクが壊れたことが、5回程度あると記憶しています。ですから、今でもパソコンのデータ部分は、ある程度こまめにバックアップする様にして備えてはあるのです。できれば、ミラーリングという2台のハードディスクに同時に書き込む方法や、RAID(レイド)という複数台以上のハードディスクの組み合わせ(アレイ)によるシステムにすれば、信頼性はもう少し向上するのですが。

 しかし、そんなハードウェア的な信頼性を向上させたって、判っているのに同名で上書き保存してしまったり、ソフトウェアが「保存しますか?Yes、No)と聞いているのに、手が勝手に動いて保存しないで終了してしまうのが人間なのだと思います。

 ワープロや見積システム等のソフトで数時間作業をし続けて、その間に一度も保存操作をしておらず、突然パソコンがハングアップして、泣く泣くリセットボタンを押さざるを得ないという経験は、もうしたくないものです。




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