国交省への質問と回答(新幹線運転手トイレで不在のまま運行)
これは、数日前に国交省宛に意見を提示し、その返答を昨夕戴いた件を書き留めるものだ。
1.意見の内容
今年5月16日に生じたと報じられている、東海道新幹線において、熱海と三島駅間で、どうしてもトイレに行きたくなった運転手が、免許を持たない車掌を運転席に座らせ、約3分間トイレに行っていたことが報じられている。JR東海では、重大な社内
規則違反だと承知して、国交省に報告したとされているが、何らこのネガティブ情報サイトの鉄道事業者の情報には掲載されていない件。
2.国交省(鉄道事業・安全課)
この件の国交省の回答趣旨は、「事業者側の対応として誤った対応とか誤った取り扱いをしたと云うことでないので、特に行政処分はしていない」というものであった。これに対し私の追加意見としては、「幾ら自己申告で不適切な行為が行われたという申告があったからと云え、掛かる行為は、高速鉄道において少なめに想像しても数千名の乗客を乗せて走行させたまま、無免許者を運転席に座らせ運行を続けたのは、あまりに重大な規則違反ではないだろうか」ということを述べた。
また、同省担当者からは、「今次行為は、運行を中断することが運転手の個人的な”はずかしい”こととの認識においてなされてしまったことだから・・・」という言もあった。これに対しては、「単に”はずかしい”という言葉を素直には受け止め理解しかねる。根源的に考えれば、運転手には、運行を中断させ,大幅に運行ダイヤを狂わせてしまうことへの無言のプレッシャーと云うべきものがあった故ではないのだろうか・・・」ということを述べた。
それと、もし今次の様なことが、仮にバス運送事業者だとか、整備事業者から行われたとしたら、掛かる申し出に応じて、臨時監査が実施され、当該事業全般に間して、総ての管理体制において問題がなかったか、総ざらいの点検が行われることだろうと想像できる。
また、鉄道事業において、今次のトイレ不在運行だけでなく、運行中に運転手がスマホを触れていて、それを乗客に発見され通報されるなどの事象も報じられたりしているが、何れも何ら事業者が監査を受けたりして、ネガティブ情報サイトに掲載されている様子はない。そもそもネガティブ情報サイトに、鉄道事業者の処分が1件もない。一方、同サイトのバス事業者を見ると、5千件を超える処分が掲載されている。また、同サイトの自動車整備事業者でも、150件程度の不正が掲載されている。一方、新車を製造する車両メーカーでは、トヨタとかニッサンなどの完成検査の不正が大きく伝えられたのにも関わらず、それらの処分は、一切掲載されていない。
以上の様なことから、大企業にはあまく、中小零細には厳しくと云う、法の元に平等な行政が行われていない様にも一国民として感じられてしまう。少なくとも、その様な疑問を国民に持たれない様な、行政の執行が求められるのではないだろうか、と云う様な私見を申し述べて本件の電話を終えた。
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【関連ブログ記事】
世の不公平感を感じる出来事(#公平欠くネガティブ情報)
2021-09-27 | コラム
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/8209c3767da94412c162a7064afdae14
これは、数日前に国交省宛に意見を提示し、その返答を昨夕戴いた件を書き留めるものだ。
1.意見の内容
今年5月16日に生じたと報じられている、東海道新幹線において、熱海と三島駅間で、どうしてもトイレに行きたくなった運転手が、免許を持たない車掌を運転席に座らせ、約3分間トイレに行っていたことが報じられている。JR東海では、重大な社内
規則違反だと承知して、国交省に報告したとされているが、何らこのネガティブ情報サイトの鉄道事業者の情報には掲載されていない件。
2.国交省(鉄道事業・安全課)
この件の国交省の回答趣旨は、「事業者側の対応として誤った対応とか誤った取り扱いをしたと云うことでないので、特に行政処分はしていない」というものであった。これに対し私の追加意見としては、「幾ら自己申告で不適切な行為が行われたという申告があったからと云え、掛かる行為は、高速鉄道において少なめに想像しても数千名の乗客を乗せて走行させたまま、無免許者を運転席に座らせ運行を続けたのは、あまりに重大な規則違反ではないだろうか」ということを述べた。
また、同省担当者からは、「今次行為は、運行を中断することが運転手の個人的な”はずかしい”こととの認識においてなされてしまったことだから・・・」という言もあった。これに対しては、「単に”はずかしい”という言葉を素直には受け止め理解しかねる。根源的に考えれば、運転手には、運行を中断させ,大幅に運行ダイヤを狂わせてしまうことへの無言のプレッシャーと云うべきものがあった故ではないのだろうか・・・」ということを述べた。
それと、もし今次の様なことが、仮にバス運送事業者だとか、整備事業者から行われたとしたら、掛かる申し出に応じて、臨時監査が実施され、当該事業全般に間して、総ての管理体制において問題がなかったか、総ざらいの点検が行われることだろうと想像できる。
また、鉄道事業において、今次のトイレ不在運行だけでなく、運行中に運転手がスマホを触れていて、それを乗客に発見され通報されるなどの事象も報じられたりしているが、何れも何ら事業者が監査を受けたりして、ネガティブ情報サイトに掲載されている様子はない。そもそもネガティブ情報サイトに、鉄道事業者の処分が1件もない。一方、同サイトのバス事業者を見ると、5千件を超える処分が掲載されている。また、同サイトの自動車整備事業者でも、150件程度の不正が掲載されている。一方、新車を製造する車両メーカーでは、トヨタとかニッサンなどの完成検査の不正が大きく伝えられたのにも関わらず、それらの処分は、一切掲載されていない。
以上の様なことから、大企業にはあまく、中小零細には厳しくと云う、法の元に平等な行政が行われていない様にも一国民として感じられてしまう。少なくとも、その様な疑問を国民に持たれない様な、行政の執行が求められるのではないだろうか、と云う様な私見を申し述べて本件の電話を終えた。
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世の不公平感を感じる出来事(#公平欠くネガティブ情報)
2021-09-27 | コラム
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