ハイドロプレーン現象がなんたるかは、恐らくクルマ好きで一定のスキルのある方ならご存じだろう。しかし、実体験したかとなると、それ程多く居ないのかもしれない。
それは、およそ30年くらい前のこと、当時乗っていたクルマはワンダーシビック25iというFF車でのことだった。夏場の昼間のこと、突然の様に凄い勢いの豪雨となった。路面は舗装路で緩やかに登坂する直線路であり、速度80キロ程、更に穏やかに加速中だった。ところが、突然タイヤの4輪共に接地感が消失してしまったのだ。加速も減速も出来ない状態です。ステアリングを僅かに振ってもまるで応答感なし。多分数秒の間だったと思うが、その様な状態でクルマは直進を続けたのだ。その間の時間のなんと長く感じられたことか。徐々に速度が下がり、タイヤの接地感の回復と共に、どっと噴き出した汗と、その際の恐怖の記憶が甦る。
この時のタイヤはヨコハマのアスペックという銘柄のタイヤ(たぶん185/65R-14だったと思う)で、残り溝は5部山以上はあったと思う。しかし、土砂降りの雨中で路面の水膜は多分10mm程度に達していたのであろう。そして、車重の軽いクルマであったことも要因としてあったのだろう。救いとなったのは、まったくの直線路が続いていた最中のことであったことで、カーブでもあれば完全に路外逸脱していたハズだ。恐怖の体験だった。
それは、およそ30年くらい前のこと、当時乗っていたクルマはワンダーシビック25iというFF車でのことだった。夏場の昼間のこと、突然の様に凄い勢いの豪雨となった。路面は舗装路で緩やかに登坂する直線路であり、速度80キロ程、更に穏やかに加速中だった。ところが、突然タイヤの4輪共に接地感が消失してしまったのだ。加速も減速も出来ない状態です。ステアリングを僅かに振ってもまるで応答感なし。多分数秒の間だったと思うが、その様な状態でクルマは直進を続けたのだ。その間の時間のなんと長く感じられたことか。徐々に速度が下がり、タイヤの接地感の回復と共に、どっと噴き出した汗と、その際の恐怖の記憶が甦る。
この時のタイヤはヨコハマのアスペックという銘柄のタイヤ(たぶん185/65R-14だったと思う)で、残り溝は5部山以上はあったと思う。しかし、土砂降りの雨中で路面の水膜は多分10mm程度に達していたのであろう。そして、車重の軽いクルマであったことも要因としてあったのだろう。救いとなったのは、まったくの直線路が続いていた最中のことであったことで、カーブでもあれば完全に路外逸脱していたハズだ。恐怖の体験だった。
