私の思いと技術的覚え書き

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損保対応単価の改訂記事をどう読むか

2023-03-20 | コラム
損保対応単価の改訂記事をどう読むか
 日刊自動車新聞は自動車整備や板金業界新聞であるが、大手新聞と同じくその視線は国民になく、権力者たる国家、車両メーカー、大手損保にあることは一目瞭然のコンテンポラリー(現代風)ジャーナル紙だろう。ただし。先進諸国の中でジャーナリズムがこういう方で存在すると云うのは異形だということを少なくとも国民は強く意識せねばならない。ジャーナリズムの存在意義は、自由民主を担保するために権力者とか大資本家を監視し、その暴走とか圧政を防ぐことにあるのだと云うことだ。

 さて、日刊自動車の3/20の紙面記事の写しを入手し一読したのだが、これの実態が今月初旬に記した対応単価130円値上げの背景記事(下記リンク参照)なのだろうと察しができる。つまり。130円は対応単価が6500と仮定すると%に相当する。

 しかし、従前ブログでも指摘しているのだが、今や損保と正式に単価協定しているディーラーは、極論すればトヨタ、ダイハツ、輸入車Y社(ただしこの場合はY社工数表)程度なのではないだろうか。今や、これ以外のディーラーでは、各種原価の値上げもあり、耐えきれず損保と未協定のまま、料金請求を行いだしており、各地現場での修理費協定での攻防戦が行われているということを聞く。そもそも、地域性に基ずく県別単価の問題も、ことディーラー経営が追い込まれる中、トヨタみたいに親会社がトヨタ自動車というディーラーは珍しく、多くがファンド企業などとか、大型4社の様に広範囲なディーラーが一体化して来たとか、ディーラー経営環境の変化は大きい。そういう現実が背景にあることを、知ってるくせにこの日刊自動車はあえて、それには触れないという腐った根性がジャナーナリズムの実態だろう。

対応単価アップ値上げ130円といううわさ
2023-03-07 | コラム
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/f85739fef254f0f5f86107e0d62a7a37


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