熊本市電が赤信号で発車、誤った進行方向に進む…運転士が9m先で気付いて停車
5/9(木) 10:13配信 読売新聞オンライン
熊本市交通局は8日、熊本市電が赤信号で電停を発車し、誤った進行方向に進んでいたと発表した。7日に報告を受けた国土交通省九州運輸局は、前方の車両と衝突する可能性があったとして、報告が必要なインシデントと指摘した。
発表によると、2日午前6時半頃、熊本市西区の上熊本電停で、上熊本発健軍町行き(2両編成)が赤信号で発車し、車庫に侵入した。会計年度任用職員の60歳代の男性運転士は約9メートル先で気付いて停車し、正しい軌道に戻って運行を続けた。運転士は「発車時刻だったので進行できると思い込んだ」と話しているという。
運転士は発車時刻の1分前、信号の切り替え操作を行う運転指令に出発すると無線で伝えていた。運転指令は操作を忘れていたという。市交通局運行管理課は「発車時に無線と指さし呼称による信号の確認を徹底する」としている。
市電では、今年に入り、インシデントや事故につながる恐れがある重大インシデントが相次いでいる。市は5月中に第三者による検証委員会を初めて設置し、再発防止策などを検証するとしている。
5/9(木) 10:13配信 読売新聞オンライン
熊本市交通局は8日、熊本市電が赤信号で電停を発車し、誤った進行方向に進んでいたと発表した。7日に報告を受けた国土交通省九州運輸局は、前方の車両と衝突する可能性があったとして、報告が必要なインシデントと指摘した。
発表によると、2日午前6時半頃、熊本市西区の上熊本電停で、上熊本発健軍町行き(2両編成)が赤信号で発車し、車庫に侵入した。会計年度任用職員の60歳代の男性運転士は約9メートル先で気付いて停車し、正しい軌道に戻って運行を続けた。運転士は「発車時刻だったので進行できると思い込んだ」と話しているという。
運転士は発車時刻の1分前、信号の切り替え操作を行う運転指令に出発すると無線で伝えていた。運転指令は操作を忘れていたという。市交通局運行管理課は「発車時に無線と指さし呼称による信号の確認を徹底する」としている。
市電では、今年に入り、インシデントや事故につながる恐れがある重大インシデントが相次いでいる。市は5月中に第三者による検証委員会を初めて設置し、再発防止策などを検証するとしている。