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 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

フランチャイズチェーンの害毒

2017-10-26 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 昨今は、各種フランチャイズチェーンが大流行だ。その筆頭はコンビニだが、昨日まであったコンビニが今日はもぬけの殻という状態を目にする機会は多い。コンビニは既に過剰出店で頭打ち状態の感を持つ。

 さて、クルマ関係のフランチャイズだが、主に車検などを中心に行うフランチャイズとして、ロータスクラブ(ここは同友会組織で正確にはフランチャイズではない)、コバック、車検の早太郎、ホリデー車検などがある。かつては、翼システムというところが、カーコンビに倶楽部に引き続きヤマト車検なんていうのもあったが、フランチャイズ本部経営者の巨額脱税摘発により壊滅した例があったことは忘れられない。

 これらのフランチャイス組織の本部だが、豊田市、広島市など、結構地方に存在し、巨大とは到底呼べない小規模な資本金で設立運営されている。なぜ、こんなところに整備工場が頼るのか不思議に思うのだが、中小零細な整備工場にとって、独自のビジネスモデルやブランド力の発想力がなく、安易に飛びついているのが現実ではないだろうか。

 だいたい、フランチャイズ傘下の整備工場の60分とか45分車検なるものを聞き、たぶん複数名で達成できるとしているのであろうが、、安全・安心の正確な整備が出来るのだろうかと疑うしかない。新車プラントの極めて標準化された条件ならともかく、使用過程車の状態は新車プラントみたいな標準状態ではない。そこをマニュアル主義だけで、出来ると規定すること自体が滑稽にすら思えるというのが自己認識だ。

 それと、こういうフィランチャイズでは、多くがフロント受付を女性が対応することが多い様だ。決して女性蔑視の思いなんかないつもりであるが、単に客受けが良いとか当たりが柔らかいという理由で、その様な配置の理由としている様だが、大きな間違いと思っている。仮に私が整備工場の経営者なら、その構成員の中から、客受けが良いだとか当たりが柔らかだとかも加味はするが、整備診断能力および説明能力の優れたものをフロントに起用するだろう。フロントは整備工場の顔である。お客様の訴えをよく聞き、考えられる不具合を的確に想定し説明できる能力があってこそ、信頼を得られるというのは当たり前のことだと思うのだが・・・。

 まあ、そうは云っても、偶にディーラーへ行って、フロント(輸入車Dではアドバイザーと称すことが多い)とちょっと話すと、ずいぶんレベルが低いなーと感じ、「詳しい人居ないの?」なんて、別の担当者を引っ張り出すことは多い。つまり、ディーラーの男性フロントも、整備関連の素養が優れた者を選任していることは少ないのが現状の様だ。

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