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 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

ブラックレインを見て

2012-04-14 | コラム
 映画、ブラックレイン(1989年公開)が故松田優作の遺作となった刑事対ヤクザ者映画だとは聞いていましたが、今まで見る機会を逸していました。この都度見る機会を得たのですが、若干感想を記してみます。

 主な登場役者は、マイケル・ダグラス、松田優作、高倉健等、著名な日本人役者も多く登場します。しかし、本作では私自身として、これら役者への感心は薄かったというのが本心です。

 本作では、日本の主に大坂を中心としたロケが多くなされています。それと、クライマックスの丘陵地帯(これは日本外か?)での撮影とか・・・。これら、絵の切り取り方や画角や表現手法など、非常にパースペクティブ(遠近感)を感じさせられるなど、感心をさせられました。

 そんなことを思いながら、本作の監督を調べると。リドリー・スコットとありました。同監督で記憶にあるのは、「ブレード・ランナー」(主演ハリソン・フォード)という未来を描く刑事物映画です。その時も、作り物の未来のビル群など(たぶんミニチュア)に、強いパースティクティブを感じさせられ感心したのですが、同監督ならでは視点を感じさせるものです。

 しかし、同時に思ったことは、1990年の大坂の姿に、猥雑だがエネルギッシュな勢い(それはきっと今の中国の様な)というものが感じられたことです。正に、日本が輝いていた時代だったのだと思います。



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