今回事故で、今更の様にですが原子力と内燃・外燃機関などのパワーソースとの違いを認識したとの思いになります。
それは、今回の原発事故はチェルノブイリとは違うと盛んに御用学者達は云っていますが、それはそうでしょう。チェルノブイリでは、(炉が不安定化するため)禁止された規定以下の実験的な低出力運転を行った結果、僅か4秒間で最大出力値を超え爆発事故を生じたと聞きます。ですから、原子炉の運転を停止させる制御棒のすべてを完全に挿入し終わる時間もなかったはずのものです。しかし、今回事故は地震の揺れにより、制御棒の完全挿入は行われ、原子炉の停止は行われたのです。でも、ここからが、今回事故の出発点となったのです。
内燃・外燃機関などは、燃料の供給を絶てば運転は停止され、運転中に昇温された温度は徐冷されて行きますが、原子炉はここがまったく異なる様です。制御棒の挿入により核分裂は停止しますが、炉内にある核分裂生成物(炉外の使用済み燃料も同様)は放射線エネルギーの放射と共に発熱を続けるのです。そして、およそ1200°Cと聞くジルコニウム製の燃料被覆菅の熔解が生じると、核燃料および核分裂生成物が外部に直接曝されることになるのです。ですから、今回迎えている危機の様に、冷却系統の電源損失が致命的な問題になってくるのでしょう。
ところで、本件事故の収束を決定付けると云われる電源復旧工事が東電職員(20名とも聞かれる)により行われている様ですが、(現場には申し訳ないですが)もたついているとの感に苛立ちを禁じ得ません。本件事故が時間との戦いのことは、皆が判ってるはずなのに、なんで20名の体制で作業しているのでしょうか。放射線管理のため一人10分とかで交代して行っていると思いますが、なんでもっと多人数を投入できないのでしょうか。
それは、今回の原発事故はチェルノブイリとは違うと盛んに御用学者達は云っていますが、それはそうでしょう。チェルノブイリでは、(炉が不安定化するため)禁止された規定以下の実験的な低出力運転を行った結果、僅か4秒間で最大出力値を超え爆発事故を生じたと聞きます。ですから、原子炉の運転を停止させる制御棒のすべてを完全に挿入し終わる時間もなかったはずのものです。しかし、今回事故は地震の揺れにより、制御棒の完全挿入は行われ、原子炉の停止は行われたのです。でも、ここからが、今回事故の出発点となったのです。
内燃・外燃機関などは、燃料の供給を絶てば運転は停止され、運転中に昇温された温度は徐冷されて行きますが、原子炉はここがまったく異なる様です。制御棒の挿入により核分裂は停止しますが、炉内にある核分裂生成物(炉外の使用済み燃料も同様)は放射線エネルギーの放射と共に発熱を続けるのです。そして、およそ1200°Cと聞くジルコニウム製の燃料被覆菅の熔解が生じると、核燃料および核分裂生成物が外部に直接曝されることになるのです。ですから、今回迎えている危機の様に、冷却系統の電源損失が致命的な問題になってくるのでしょう。
ところで、本件事故の収束を決定付けると云われる電源復旧工事が東電職員(20名とも聞かれる)により行われている様ですが、(現場には申し訳ないですが)もたついているとの感に苛立ちを禁じ得ません。本件事故が時間との戦いのことは、皆が判ってるはずなのに、なんで20名の体制で作業しているのでしょうか。放射線管理のため一人10分とかで交代して行っていると思いますが、なんでもっと多人数を投入できないのでしょうか。