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 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

大手ジャーナリズムへの思い

2011-04-30 | コラム
 今次の原発事故について、怒りを感じているのは大多数の国民の思いでしょう。しかし、その怒りの対象としては、東電とか政府に対してのものがほとんどではないでしょうか。
 私は、怒りの怒りの対象の第1に、大手マスコミの報道の仕方と、それに荷担し何らかの形で原子力政策に関わっていた大学教授などの学識者達のことを思います。
 マスコミなどの役割は、政府の政策なり意を汲み、ただただ国民にそれを流布し、国権にへつらうことではないことでしょう。得れたた情報を自ら検証し質すべきは質し、明確な疑問は疑問として知らしめることでしょう。また、解説員として情報を補完する大学教授は、いわゆる御用学者でなく、科学者としての高い知識を持っているのは当然のこととして、人としての良心や崇高な倫理を保持している者を選任することは当然のことでしょう。
 ところが、原発事故から1月半を経過し、マスコミは今更ながらある程度は政府なりの批判をする様にはなっては来ましたが、当初の報道振りはなんだったのでしょうか? 極めて怒りを禁じ得ない報道振りだったとしか思えません。
 そもそも、大手マスコミは犯罪者に直接的に関わりのないその家族などや、被害者、そして権力者でない高名者の破廉恥事件には、ストーカーもどきの過剰な追求と報道をし、視聴者が求めているからとうそぶきます。
 私はジャーナリズムを権力をチェックし抑制する機関として、極めて重要なものと感じています。しかし、今の大手マスコミは、全部不要な組織で、まともなジャーナリズムの組織ではないと思うのです。



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