今日(8/15)は日本にとって大東亜戦争が無条件降伏による敗戦として終結した日だ。72年も前のことになる。敗戦後の日本は、戦火にまみれることなく過ごしてきたが、世界中で戦火は絶え間なく続いてきた。そして今も、北朝鮮と米国の間で、緊張が高まりつつある。
思えば、朝鮮は不幸なことに日本からの解放後、米国主導の韓国とソビエト主導の北朝鮮に分断されてしまった。同じことはドイツの東西でも生じた訳だ。大東亜戦争終結の5年後に朝鮮戦争が勃発した。その際、日本は敗戦の荒廃から、この朝鮮戦争のロジスティクスの一翼を担う特需として、大いに復興の足掛かりを得たと聞く。しかし、もし原爆が落とされなかったら(その無差別殺傷行為は絶対許せぬが)、日本は長野県に司令部を移し本土決戦を戦うつもりでいた様子を知る。もし、そうなれば、米国が大半を占領し、北海道辺りは乗り込んで来たソビエトに占領され、南北日本が成立していた可能性も聞かれる。
なんで戦争が起こるのかといえば、人の欲望に起因するのだろう。自ら戦争を仕掛けなくとも、仕掛けられることは往々にしてあるのあろう。それは、防衛力を見くびられた場合であって、個別のケンカと同様だ。しかし、戦争はいけないことだけの信念や防衛力を怠ったが故、攻め滅ぼされぬまでも、主権を侵され国家の独自性だとか不利益な条件を受け入れざるを得ないということは、太古から繰り返されて来たはずだ。故に大東亜戦争以前において、フランス領インドシナや中国からの日本軍の全面撤兵の膨張に苛立ちを高めた米国は、対米資産の凍結や石油の全面禁輸などの条件を突きつけた。日本は到底受け入れられぬと、米国には到底勝てぬと誰もが思う中、真珠湾奇襲作戦およびマレー攻略戦として戦争の端緒を開いたのであった。今回の北朝鮮VS米国の緊張の高まりも、誰がどう考えても北朝鮮が米国に勝つと思う者はないだろう。しかし、追い詰められた北朝鮮は、大東亜戦争の日本と同様に、十分な戦争終結への方針もないまま、暴発的に端緒を開くことが誠に危険と思える。それは、ブラフではあろうがグアムを攻撃すると述べたと報じられるが、それどころか、韓国や沖縄、そして日本各地の米軍基地の方がもっと容易に攻撃可能だろう。その時、日本には正当防衛として反撃できる能力はあるのだろうか。
思えば、朝鮮は不幸なことに日本からの解放後、米国主導の韓国とソビエト主導の北朝鮮に分断されてしまった。同じことはドイツの東西でも生じた訳だ。大東亜戦争終結の5年後に朝鮮戦争が勃発した。その際、日本は敗戦の荒廃から、この朝鮮戦争のロジスティクスの一翼を担う特需として、大いに復興の足掛かりを得たと聞く。しかし、もし原爆が落とされなかったら(その無差別殺傷行為は絶対許せぬが)、日本は長野県に司令部を移し本土決戦を戦うつもりでいた様子を知る。もし、そうなれば、米国が大半を占領し、北海道辺りは乗り込んで来たソビエトに占領され、南北日本が成立していた可能性も聞かれる。
なんで戦争が起こるのかといえば、人の欲望に起因するのだろう。自ら戦争を仕掛けなくとも、仕掛けられることは往々にしてあるのあろう。それは、防衛力を見くびられた場合であって、個別のケンカと同様だ。しかし、戦争はいけないことだけの信念や防衛力を怠ったが故、攻め滅ぼされぬまでも、主権を侵され国家の独自性だとか不利益な条件を受け入れざるを得ないということは、太古から繰り返されて来たはずだ。故に大東亜戦争以前において、フランス領インドシナや中国からの日本軍の全面撤兵の膨張に苛立ちを高めた米国は、対米資産の凍結や石油の全面禁輸などの条件を突きつけた。日本は到底受け入れられぬと、米国には到底勝てぬと誰もが思う中、真珠湾奇襲作戦およびマレー攻略戦として戦争の端緒を開いたのであった。今回の北朝鮮VS米国の緊張の高まりも、誰がどう考えても北朝鮮が米国に勝つと思う者はないだろう。しかし、追い詰められた北朝鮮は、大東亜戦争の日本と同様に、十分な戦争終結への方針もないまま、暴発的に端緒を開くことが誠に危険と思える。それは、ブラフではあろうがグアムを攻撃すると述べたと報じられるが、それどころか、韓国や沖縄、そして日本各地の米軍基地の方がもっと容易に攻撃可能だろう。その時、日本には正当防衛として反撃できる能力はあるのだろうか。