私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

EV限定への潮流?

2017-09-25 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 欧州発の約20年後を目指したEV限定へのアナウンスであるが、ここに至り最も不可能とも感じられる中国までが同様の発表を行ったことは、かなり政治的な内容を含むとはいえ、懐疑的な思いで理解している。

 しかし、自動車メーカーにもよるが国内ではトヨタ辺りは、急激にEV開発へシフトしようとしているのが感じられる。しかし、EVは内燃機関より一概に簡素な構造になりクルマ造りが簡単になるかといえば、そうではないと思うところだ。しかも、EVの要はバッテリー次第だが、現状でリチウムイオンが最上のものだが、充放電管理だとか温度管理を十分行わないと、サムソンのスマホの例ではないが、発火爆発の原因ともなる。

 果たして、期限内に新たなバッテリーが開発できるのか、そして短時間充電と、繰り返しの充放電による車齢を全うできる耐久性を持ったものができるのかというのが実用化への鍵となるだろう。

 なお、車重の大きいトラックやバスなど、モーター出力次第で如何様にもなるが、架線から電力を供給する電車と違い、搭載されたバッテリーにおいて走行するEVは、その走行可能距離や先に記した耐久性上も開発が困難を極めるのは当然だろう。

 ネット関係を眺めると、一部の識者はEVにしたところで、かえって火力発電などのCO2は大幅に増加せざるを得ないから意味ないことであって、内燃機関がなくなることはないだろうという意見を記している。同感を思うところだ。

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