goo blog サービス終了のお知らせ 

 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

狩野川のこと

2018-09-26 | 沼津そして伊豆周辺
 沼津市民の大多数に意識されるでしょう狩野川ですが、幾つか知ることを記してみたいと思います。
 まず、天城山系を源流とし沼津港の河口まで総延長50km程と、大して長大でもなく大河でもないが、沼津市だけでなく流れる下流域、特に田方平野を中心とした灌漑に果たしてきた役割は大きいでしょう。また、災害も生み出して来ましたが、狩野川放水路や護岸工事など整備がなされてきました。ものの本を見て思い当たることですが、この狩野川は日本の太平洋側としては、珍しく南から北に向かい流れる数少ない川だそうです。

 狩野川たる名称の由来ですが、wikなどで見ると湯ヶ島付近に枯野とか軽野という字の地があり、その音が変化して狩野になったのではないかと記されています。なお、現在でも狩野を氏名にする方がおられますが、湯ヶ島辺りにその字名が残る訳ではない様ですが、良くは判らず・・・。室町から江戸時代の絵画で高名な狩野派というグループがあります。果たして、この伊豆の地と関係があるのかまでは確かめる知恵はないのですが、果たしてどうなのでしょうか・・・。

 最後に、紅葉の時期にはちょっと早いですが、次月末くらいに狩野川源流部となる滑沢渓谷を探訪してみたいものだと思っています。遙か昔、天城山が吹き出す溶岩が流れ固まった渓流を、いきよい強く流れ下る清流に紅葉の落葉が美しい地であります。伊豆随意といわれる「天城の太郎杉」も直ぐ近くの地となります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。