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 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

既存ジャーナリズムの腐蝕

2011-03-24 | コラム
 これは今次の原発危機以前から、巷云われ自らも感じて来たことですが、各新聞社と系列の民放テレビ局およびNHKなどの既存ジャーナリズムは腐蝕が甚だしいなと云うことです。彼ら既存ジャーナリズムが報じる内容は、政府なり関係機関などの統治者が発する内容そのままです。おまけに統治者に寄り添い巣くう国立大学などの大学教授の同意意見を加えるのみで、ますます不信感が増加します。
 そんな思いを持つ既存メディアですが、現在のネット社会においては、ユーチューブなどのネットメディアの参照は、知りたいと思う情報の幾らかは埋め合わせてくれるものとして貴重なものと感じます。

 一つ具体例として、23日に福島1の3号機で生じた黒煙の評価のことを記してみます。
 NHKの解説者として何処かの国立大学の教授は、「ハッキリは判りませんが、建屋内には”キカイアブラ”(この幼稚な表現も気になります)がありますから、それの発火・発煙でしょうね。」とこともなげに云います。
 一方、ネットメディアで解説を担当した元東芝の原発設計技術者は、「今回の黒煙では画像で見る限りですが炎が見えないですね。」と前置きした上で、「格納容器(鋼製)の上部には、燃料交換の際などに備え、ボルトで固定されるカバー状の別部品になっています。この格納容器とカバー間にはシリコンラバー製のパッキンが使用されています。明確ではありませんが、このパッキンが溶損し発煙したのではないかと憂慮しています。」と云います。
 どちらが、説得力を持つ解説か、明かなものと私は思います。



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