これは以前から感じて来たことで、最近も見知らぬ損保アジャスターの事故車見積と損傷現車を対比する機会があり、相変わらずだと思いつつ、そのことについて記してみます。
事故車の見積とは、これは以前にも記したことですが、外観上に表れた損傷はともかくとして、その内面に隠された損傷を的確に想像し、実修復作業において行われるであろう作業工程を想定評価し、見積書に書き表す作業と思っています。この様な視点で、今回の事故現車と見積書を対比すると、以下3点の様な点で大きな違和感を感じてしまうのです。
①外板に比べ内板・骨格部位の損傷評価が著しく低いこと
損傷を直接視認できる外板パネル(例えばボンネット)は、これ程過剰にかという位の板金費用が計上されているのですが、その内側に位置するラジエータサポートやフェンダーエプロンなど、外装部品がこれだけの位置の変化を生じていれば、それなりの寸法修正が行われるべきを、極めて低い(軽い)評価しか行われていないのです。
②相も変わらず作業時間としての見積でなく金額評価が行われていること
これは見積書の工賃欄を見れば判ることですが、15,000円とか25,000円といった金額が計上されているのですが、このことは見積作成者の頭の中が、作業時間の想定ではなく、何らかの資料や自らの相場観に基づいた金額ベースとなっていることを表していると思います。
③輸入車塗装費の訳の判らない高額計上
各輸入車ディーラーでは、主な作業について自らが定めた工賃表(工数表)を使用しているものです。この工賃表を類似作業の国産車と比較してみると、1.5~2.0程度は割高ではないかと感じられてしまいます。今から数十年前、輸入車が高嶺の華で、国産車の1.5~2.0程度は高額であった時代なら、まだ話しは判るのです。しかし、この円高時代に新車価格は国産車と大差なくとも、部品も工賃も馬鹿高いのが多くの輸入車に見られる現象かと思います。これも一種の既得権の維持ということなのでしょう。
以上のことから、輸入車のディーラーの塗装費は、国産車の2倍程度は高額な場合が多いと考えていいのですが、先の②で述べた金額ベース思考の見積者は、その額をディーラーでもない極普通の一般工場に提示しているのです。今回の場合、私の想定した塗装費の1.5倍強が計上されていました。
事故車の見積とは、これは以前にも記したことですが、外観上に表れた損傷はともかくとして、その内面に隠された損傷を的確に想像し、実修復作業において行われるであろう作業工程を想定評価し、見積書に書き表す作業と思っています。この様な視点で、今回の事故現車と見積書を対比すると、以下3点の様な点で大きな違和感を感じてしまうのです。
①外板に比べ内板・骨格部位の損傷評価が著しく低いこと
損傷を直接視認できる外板パネル(例えばボンネット)は、これ程過剰にかという位の板金費用が計上されているのですが、その内側に位置するラジエータサポートやフェンダーエプロンなど、外装部品がこれだけの位置の変化を生じていれば、それなりの寸法修正が行われるべきを、極めて低い(軽い)評価しか行われていないのです。
②相も変わらず作業時間としての見積でなく金額評価が行われていること
これは見積書の工賃欄を見れば判ることですが、15,000円とか25,000円といった金額が計上されているのですが、このことは見積作成者の頭の中が、作業時間の想定ではなく、何らかの資料や自らの相場観に基づいた金額ベースとなっていることを表していると思います。
③輸入車塗装費の訳の判らない高額計上
各輸入車ディーラーでは、主な作業について自らが定めた工賃表(工数表)を使用しているものです。この工賃表を類似作業の国産車と比較してみると、1.5~2.0程度は割高ではないかと感じられてしまいます。今から数十年前、輸入車が高嶺の華で、国産車の1.5~2.0程度は高額であった時代なら、まだ話しは判るのです。しかし、この円高時代に新車価格は国産車と大差なくとも、部品も工賃も馬鹿高いのが多くの輸入車に見られる現象かと思います。これも一種の既得権の維持ということなのでしょう。
以上のことから、輸入車のディーラーの塗装費は、国産車の2倍程度は高額な場合が多いと考えていいのですが、先の②で述べた金額ベース思考の見積者は、その額をディーラーでもない極普通の一般工場に提示しているのです。今回の場合、私の想定した塗装費の1.5倍強が計上されていました。
今度このサイトを見にもう一度来ます。