昨日は、午前中は先に記した知られざる名刹を訪ね、その後は久しぶりに高速を飛ばし(最近はあまり飛ばしはしませんが、せめて100マイル(160km/h)制限位にして欲しいです)、静岡市で開催されているタミヤ模型社が主催するフェアを訪問しました。
これは、プラ模型に限らず、タミヤが主力とするラジコンカーやミニ四駆の含めて、試走コースも含めて広大なコンベンションホールにて展示されているものでした。しかし、プラモの作品展示意外に私の興味はなく、そんな大人や子供達の喧噪の場には、近づこうともしませんでした。
ところで、プラモの作品展示以外で唯一興味を感じたのは、プラモデルの射出成形の実物機械と作業風景や金型を展示するコーナーでした。以下の記載は、これはタミヤ社以外の機械メーカーの社員だと思われる説明係員との質疑応答の一部です。
私
プラ樹脂の収縮の問題があるから、金型の製作にも留意が必要でしょうね。
説明員
まったく、その通りです。その部分の肉厚や形状などで、収縮量が異なりますから、ある程度計算は出来ますが、計算できない長年の経験が必要なんですよ。
この質問を行った後、もしかすると私が他メーカーの社員かもしれないと思われてしまったのかもしれません。急に私を無視し、他の見学者へ説明を始められてしましました。何れにしても、ここの機械や金型は、撮影禁止になっていました。やはり、製造企業としてはノウハウとして、他メーカー等に知られたくない部分もあるのでしょう。
ただ、私の質問の真意は、クルマの修理で使用されるパテ(これも合成樹脂の一種)でも、まったく同様の問題があって、パテの硬化によ?る収縮(ヒケとも云う)は、種々の問題を生じることが気になっていたからなのです。
さて、プラモの作品群については、感心する作品が非常に多くありました。航空機、戦車等のミニタリーものやジオラマ、自動車、等々、見事な作品の数々に、作者の情熱を感じつつ驚きました。
最後に、最も私の記憶に残った作品として、写真を掲載します。ホンダNⅢかなと思いますが、その「やれ具合」の風合いが誇張されつつも見事に表現なされていると感じます。私の廃墟を愛でる思いにも共通するものと感じます。