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 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

仕事と服装

2008-11-25 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険

 昨日、ちょっと前に記した「恩師」と久しぶりに話をしました。その中で「◎◎(私の名)君ね。最近の若いアジャスターの研修所への来場風景は異常だぜ。みんな黒ずくめの上下スーツで、ガラガラ(ローラー付きバックのこと)を引っ張ってやがるんだ」と言うのです。この先生の口の悪さは昔から有名で、「◎◎君ね・・・やがるんだ」という口調で、判る方も居るのではないでしょうか。私は、この方の口の悪さや、失礼ですが欠点を十分認識していますが、呼びかけるときには自然と「先生」となってしまうのです。

 さて、先生から聞いた話に戻ります。サラリーマンのスーツ姿は昔から「ドブネズミ・ルック」と揶揄されて来ました、つまり、グレーやダークブルーのダークな色調が、ドブネズミの様だからなのでしょう。これが、黒ずくめスーツばかりだとすれば「カラス・ルック」と呼ぶべきなのでしょうか。

 昔話を記しますが、私はアジャスターとしての業を始めた時から、スーツが嫌いで、上下不揃いの上着はジャケットを、下は別色のスラックスを着用することが多かったと思います。上着のジャケットですが、いわゆるブレザーみたいなものは嫌い(アイビー嫌い)で、どちらかと云うとツイード風味のジャケットを好んで着ていました。これは、今でも好きで、休みの日の外出着(夏以外)は、大体こんなスタイルなのです。こんな私がアジャスターを始めた頃の服装は、多くの先輩達にも見られたものでした。

 そんな私ですが、本社へ転勤勤務する様になり、いつの間にかドブネズミルックが当たり前のこととなり現在に至っているのです。そんな現在でも、頑なにドブネズミ・ルックを拒否している先輩方が極少数いますが、絶滅までは間もないことでしょう。

 ところで、アジャスターとしての社外活動での服装ですが、私は業務として出掛ける際、クルマに乗り込む前に、上着をスーツから現場監督風のジャンパーに着替えることにしています。これは、訪問先の工場でクルマを観察するに際し、スーツ姿よりも動きやすく汚れを気にしなくて良い機能重視の服装として、アジャスターに成り立ての昔から行って来ました。

 そんな姿で事故損傷車を観察し、凹んでいると云えば、手で撫でさすって観察し、液体が漏れていれば、指にとって油か、LLCかを目と鼻を近づけて確認したりという活動をして来たつもりです。そんな事故車の観察を行い、工場で「手を洗わせて下さい」と断り、手洗い場で手を洗い、事務所で経営者(もしくは見積担当者)と話し込むというのが、私に取っての一般的な立会での行動スタイルなのです。

追記

 私の友人の中で、社外の先輩となる方ですが、種々私の心の支えとなって戴ける方がいます。この方の立会スタイルは、例え真夏であろうが絶対にスーツ上下を着用して工場訪問するのが礼儀だという信念をお持ちの方です。これは、見解の相違は感じ真似様とは思いませんが、思いとしては理解できます。

 最近、クールビズだとか言い出して、夏季期間中はノーネクタイの会社が増えてるんだろうと思います。そんな時、率先垂範するのは、社外に出やしない(出ても仕事も出来ない)総合職と称する者が多いと感じます。私は、立会時にジャンパーは着ていても、ネクタイを外すことは決してありません。外すとしても、立会終了後にに汗で濡れたネクタイを助手席シートバックに干して乾かすのです。




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