goo blog サービス終了のお知らせ 

 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

映像と音の再現の難しさ

2008-12-22 | コラム

 テレビはドラマは興味が湧かず、ワイドショー的なものはコメンテイターなる者の物言いが気に入らず、ニュース以外はあまり見ません。映画は映画館にもあまり行かない私ですが、DVDで古い安い映画を中心に楽しんでおります。

 しかし、ブラウン管(CRT)にしても液晶ディスプレイにしても、気になるのは映画の暗い場面での階調不足、いわゆる黒つぶれの現象です。私の好きな映画にシド・ミードがデザインした未来都市を描いた「ブレードランナー」がありますが、時々見直しますが暗い画面が多く黒つぶれが多すぎると感じてしまいます。この映像を映画館で見たことはありませんが、きっと全然違う美しさが感じられるものと想像してしまいます。

 この様な問題は、ダイナミックレンジ(コントラスト比)とかフィルムカメラで云うラティチュードの問題に関係して来るのでしょうが、現在の表示デバイスである液晶やプラズマ、CRTの何れでも不満足なものだと感じられます。

 それと、音についても同様です。どんなに素晴らしい高級スピーカーや高性能アンプやスーパーオーディオCDとかでも、本物の音色が再現できるかとなれば、疑問であろうと思います。やはり、視聴する場所もあるでしょうが、生演奏の迫力と繊細さには敵わないものだと感じてしまいます。

 これは私の好きな写真においても同様で、どんなに綺麗だと感動して写しても、なかなかその美しさを再現できないものだと感じます。但し、感性のある写真家の映像の中には、実物を超える感動を伝える作品があるのも事実だと思います。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。