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Wi-Fiより100倍速い?光無線通信「LiFi」

2023-07-17 | コラム
Wi-Fiより100倍速い?光無線通信「LiFi」
 wiFiより100倍通信速度が速いLiFiというのが発表されている。WiFiは電波だが、このLiFiとは可視光および赤外線光を使用する通信だという。

 とまり、搬送波として電波よりさらに周波数もしくは波長が短い光をすると云うことだ。一般に、データ通信とは搬送波周波数が高いほど、そこに流せるデータ量は増えると知るが、それで高速通信ができると云うことだろう。ただし、光だからポケット内とか、光の影になる場合は通信ができないというデメリットがある。

 Youtubeのプロモーション動画を見ると、部屋の天井照明に仕組んで、下方のPCとかスマホと通信するといういうイメージの様だ。


 部屋の中限定とかモバイル機器側の受光送信部も、幅15mmとさほど大きくないが、やはりスマホなど表面積の小さい機器では設置スペース上も制限がありそうだ。

 記事にも記しているが、この技術はWiFiの代替ではなく補完する運用を前提としているという。コンピューター通信技術では、冗長性とかバックアップというのが大切だと云われている。果たして、この光通信技術が何処まで普及するか?

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Wi-Fiより100倍速い?光無線通信「LiFi」がIEEE 802.11bbとして承認
PCウォッチ 劉尭 2023年7月14日 12:08
 光を利用した無線通信技術「LiFi」を開発するスコットランド企業pureLiFiおよびFraunhofer HHIは12日(現地時間)、IEEEアライアンスにおけるLiFiの標準規格「IEEE 802.11bb」が批准したと発表した。Wi-Fi標準規格「IEEE 802.11」に並ぶものとなる。
 LiFiは無線の周波数ではなく、通信に可視光と不可視光(赤外線)の両方を使用するのが特徴。無線のように物体を透過できないため、アクセスポイントとデバイス間がお互い直接見える必要があるが、逆にこれによって「デフォルトで軍用レベルのセキュアな通信」、「干渉/輻輳/マルチユーザーによる劣化がない通信」を実現できる。また、Wi-Fiの3分の1の遅延を実現する。
 一方、デバイスをポケットに入れただけで通信できなくなってしまうため、Wi-Fiや5G通信の代替技術ではなく、相互補完技術としての運用を想定している。可視光の照度に関して、pureLiFiの「LiFi-XC」の場合、60ルクスの照度で通信できるという。
 pureLiFiは、IEEE 802.11bbに対応するデバイス側の製品として「Light Antenna ONE」を投入。幅約14.5mmで、スマートフォンへの組み込みを可能とし、量産準備もできているという。通信速度としては「ギガビット対応」という表現にとどまっている。これは最終的な速度はライトアンテナに依存するためとしている。
 一方、アクセスポイントのような役割を果たす製品として「LiFi Cube」を用意。こちらの通信速度は250Mbpsとなっている。また、ダウンライト型の「LiFi@Home」といった製品の情報も掲載されている。
 なお、LiFi全般を紹介するホームページによると、LiFiはテストラボにおいて既存のWi-Fiと比較して100倍速い(最大1,000倍速いとも)224GB/sを実現できたという。もっとも、この速度がそのまま製品に降りてくるわけではなく、IEEE 802.11bb規格批准のリリース中でも224GB/sの記述がないため、実際の製品はメガ~ギガビット級でスタートする可能性が高いが、混信せずセキュアな通信規格の登場は、喜んで迎えられるのではないだろうか。
Youtube https://www.youtube.com/watch?v=h6D5UakC_9k


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