昨日、1月の新車販売状況が発表されましたが、対前年比で27%減と予想通りの内容でした。現在の不透明かつ将来不安が強い時代にあっては、クルマの様な高額商品については、特に大きな影響を受けざるを得ないのでしょう。
一方、昨晩のNHK特集で米国の自動車業界の現状が放映され、見た方も多いのだと思いますが、クルマの販売も正にバブル化したサブプライムローン地獄だったことが判ります。ところで、この中で、近年の我が国でも、新車が半額で買える等と名打った残価設定ローンの問題も含まれていることを知り心配になりますが、バブル崩壊以降の我が国では、与信審査の厳しさが増しましたから、クルマについては問題はあまりないと想像します。しかし、家のローンについては、土地価格の下落や雇用問題や給与の引き下げ等の問題を含め、問題を生じて来るのではないでしょうか。
何れにしても我が国の年間500万台という新車販売台数は、今年は少なくとも100万台は減ると見て間違いないと予想します。しかも、平均的な販売車種もより低価格帯へとシフトしつつ、関連業種を苦しめ続けるのだろうと思います。
追記
中古DVDで古い映画を見る機会がありますが、最近見た映画で「The Italian Job」(原題、日本名:ミニミニ大作戦)というものがあります。ストーリーは、イタリヤ・トリノを舞台に、金塊強盗を描くものですが、大して関心するものでありません。しかし、1960年代後半のトリノの市街や、登場する当時のクルマ達の数々に関心を傾けてしまうものです。ちなみに主役の車は、モーリス・ミニですが、ランボルギーニ・ミウラ、アストンマーチン、ジャガーEタイプ、アルファロメオ、フィアット500等々、楽しく鑑賞してしまいました。