指数の話し・ヘッドライト脱着と取替指数の研究
従前指数値には様々な疑念を感じることを記してきたが、その研究の一環として、今回は具体的な指数設定作業としてヘッドライト脱着もしくは取替の指数値と考えて見たい。
ところで、部位により主にボルト系パネル(ボルトやクリップで固定されており外して損傷がない場合再使用ができる)が脱着もしくは取替が設定されている。なお、取替とは、その付属部分の取替もしくは脱 . . . 本文を読む
あるアナリストから聞く工賃単価の実態の不思議
ここでは、ある整備板金業界アナリストから聞き及ぶ、現在の工賃単価(保険扱い)の実態の不思議についてボヤいてみたい。
ここでは、ある国(J国)のS県の話しと仮定し、車両ディーラー(メーカー)系列を、トヨトミ、ニチハン、ホンデ、ダイハチ、その他などとして、金額は千円単位に略して記載する。
アナリストからもたらされた話しは以下だ。
メーカー系列デ . . . 本文を読む
指数の話し・値の妥当性疑問
前回、指数の話し・戦った男として記した続編として記したい。
さて、調査員の時代から、指数値に疑問を感じるとか、修理工場などからその指数値(実質工数)に不満の意志を示されると云うことは当時からあった。その都度、指数の前提条件として、標準条件(車両、工場設備、作業者など)とか装着相手部位は正常の前提を説明して来て、不満もあったと思うものの概ね了解は得られたのだが、中には . . . 本文を読む
2022年リコール大賞・リコール届け出から見る情報リテラシー
予てリコールの内容は見てきているのだが、いわゆるジャーナリズム報道と同じで、あっさりしたリコール届け出内容の中に、本来落ち度とか真因を隠そうという、大げさに云えば欺瞞を内在していることが垣間見えることがある点は興味深い。つまり、新聞報道に内在する偏向とか誘導という問題を見通すべき能力として情報リテラシーという言葉があるが、正にこのこと . . . 本文を読む
指数の話し・指数値と戦った男の歴史
この「指数」と云う言葉だが自動車整備以外の一般人を前提とすれば、そりゃ何だ? 知能・・、不快・・とかのたぐいか?と、怪訝な声で返答を受けるのではないだろうか。ここで、「指数」と云うのは、事故車の復元修理(いわゆるBP)に関わる(株)自研センターで作成の指数のことを指すのは、自動車BPに関わる業種や損害保険のいわゆる損調関係者なら当然承知のところだろう。
ちな . . . 本文を読む
トヨタbZ4xリコール原因発表だが説明内容に疑問?
今年(2022年)6月にトヨタ bZ4X と スバル ソルテラで走行中にタイヤが脱落する恐れがあるとして原因が判明するまで使用を中止してくれと異例のリコールを発表していた件がある。
このbZ4Xはサブスク販売でディーラーでは購入できず、トヨタの作ったキントからNet契約のサブスク販売のみで入手しかできないが、ソルテアは従来通り買い切り販売が . . . 本文を読む
何故に閉塞感が生まれるのか?
現代日本を眺める時、あらゆる個人や組織の活動というものにおいて、限界感、閉塞感、活力不足というところを感じてしまう。これは経済問題で特に顕著に表れているが、必ずしも経済の範囲に留まらない様に思える。
野党第一党の立民に泉健太という人物が選任されたが、このところの国葬問題で、ぐずぐずと態度を表明せず、外堀が埋まり、誰が見ても選択肢がない状態に至って、決断を表明した . . . 本文を読む
改めて損保指数の理解不足を問う
昨日のこと旧知の板金工場主(元静岡車協組合員で今年静岡車協は日車協連を脱退した認証取得の工場)より、Youtube「一般社団法人事故車損害調査協会(略称:DAA)」の中谷氏が指数について話しているが、どう思うか意見を聞かせて欲しいとの要請を受けた。以下は、その視聴を通して感じたことを書き留めるものだ。
【視聴動画】Youtube
自研センターに指数の正確性を問う . . . 本文を読む
国交省への質問/レベル2ADS関連について
過日(6/12)に国交宛に質問状を出していた。これはNet上で見た、米国のレベル2ADSAなどの事故について、重大事故(死傷者の出ている事故)を報告させ、それを集計分析しつつ、国民に警鐘を与えていると云うことに、日本も見習うべき内容ではないかと思ったことによる。
もう少し噛み砕いて云うと、現在自動運転と呼ばれる機能が装備されたクルマの大多数はレベル2 . . . 本文を読む
指数の疑問 その12【これからどうして是正して行くか『実行案』】
従前指数の疑問を数々述べて来たのだが、つまるところ指数でも工数でも良いが、ある基準を設けたとしても、特に小数ロッドの生産とか一つの作業工程がある程度の複雑さを持つほど、どんなに高精度な時間計測などを行っても、ある程度のバラツキを生じることは、不確定要素が増えるだけ不安定にならざるを得ないと云うことが云える。従って、この指数でも工数 . . . 本文を読む
火災事故 車両保険の対象だが・・・
車両保険では、契約時に特定した自動車(以下「被保険自動車」という。)が偶然な事故によって損害を受けたときに保険金が支払われるが、この「偶然な事故」とは、交通事故だけではなく、衝突、接触、墜落、転覆、物の飛来、物の落下、火災、爆発、盗難、台風、洪水、高潮など、あらゆる偶然な事故で、被保険者の過失によって発生した偶然な事故も含む。
と云うことで、車両火災すわ保 . . . 本文を読む
世の自動車検査員に告ぐ
指定工場(特にディーラー)の車検不正など行政処分が止まらない。この要因について、国交省やトヨタ自動車、そして処分を受けた企業など、さまざまないい訳を述べているが、私は嘘を付くなと断じている。
不正車検を惹起する要は自動車検査員にあることは確かだろう。自動車検査員は、自動車検査における国家権限を個別検査員に委嘱したみなし公務員となされている。つまり、こと自動車検査におけ . . . 本文を読む
トヨタに続きホンダでも不正車検が摘発
そもそも、当ブログ4/15付けの「トヨタに限らず不正車検多発問題・国交省への意見」でも記しているが、昨年のトヨタの車検不正の多発があったが、今年(2022年)3月単月で不正車検摘発が15件という急増していることがある。この3月の15件だが、昨年の同月は6件であり明かな異常多発であるが、15件中の14件がディーラーということがある。これは何を示しているのか?
. . . 本文を読む
自賠責保険のデタラメ
下記の報道は、過去の自賠責保険の積立金が財務省(旧大蔵省)に貸付られてきたが、未だ6千億円分未返還のまま、自賠責保険料を値上げする国会審議が通ったことをおかしいじゃないかと指摘している記事だ。
このことは、自賠責を管理する国交省は、財務省を告訴しなければいかんのじゃないだろうか。それを官僚仲良し組織でいいわいいわにしている官僚組織は許せないと感じる。一般民衆が告訴して . . . 本文を読む
整備白書R3年より その7【国内ディーラーの終焉】
整備白書は整備関係の諸データの集約なのだが、そこには母集団となる自動車保有台数とか新車販売台数などのデータもある。こらデータとか、今後のASVとか、近日記したテスラの大幅大型ダイキャスト品を使った自動車の製造手法の大変化などを見渡すと、結論としては国内ディーラーの終焉が見えると結論付けるしかないだろう。
そんなことで、以下に幾つかエビデンス . . . 本文を読む