OL主婦の小さな幸せ。

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本郷散歩・右京山の震災復興住宅

2020年08月10日 | 本郷散歩(東京・文京区)

昨年の街歩き記録に戻ります。
2019年9月。
同じフォルダに桃のサンドウィッチの画像があるので、それを食べに行った帰りだと思われます^^;


昔、本郷の元実家にはお風呂かなくて、
いつも行く菊水湯が休みの金曜日だけ、白山通りにあった「日成湯」という銭湯に通っていました。
※今はありません。

その時、よく前を通った清和公園





7年前の記事「本郷散歩~緑たっぷり~」にも書きましたが、
樋口一葉旧居跡の近くで、一葉も妹と虫の声を聞きにここをよく訪れていたようで、日記にそのことが書かれているそうです。
台地の斜面に沿って作られているため、二段になっています。

昭和初期、この公園の真ん前に建てられた「清和寮」(平成7年取り壊し・現在は本郷四丁目アパート2)という独身寮があったため、清和公園と名付けられたということです。

「清和寮」があった頃、本郷に住んでいましたが学生だったし覚えてない・・

ここらへんはかつて右京山と呼ばれていました。(今でも通称として呼ぶ)
江戸時代に高崎藩主・松平右京亮(うきょうのすけ)の中屋敷があったからだそう。

明治維新後は放置され原っぱになりましたが、大正から昭和16年くらいまでは軍の本郷連隊司令部があったらしいです。

その右京山に、大正時代に開発された旧東京市真砂町住宅がありました。
東京市が関東大震災後の大正12〜14年にこの地の右京山を開発して46棟75戸の住宅を建設したものだとのこと。

画像2軒のギャンブレル屋根の住宅は、第2期の大正12年7月の完成。
このような洋風の一戸建て住宅は、道路を挟んで東側に3戸、西側に5戸が建てられたそうです

現存するのは、そのうちの2戸のみ。


とても状態がよく、知らなければ大正時代に建てられたとは思いもよりません。
大事にお住まいのようです。それにしてもオシャレな玄関。



白のストライプでオレンジの妻面がかわいい。





もう1軒は少し下った向かい側に。




赤いギャンブレル屋根が素敵な住宅。妻面のハーフティンバー風が異国の意匠っぽい。


持ち送りが大小あってかわいい。
玄関の屋根は、はかま腰屋根というそうです。


塀にある木戸もいいですね~

丘の上にも第3期(大正14年)の素敵な住宅がありましたが、いつのまにかなくなっていました。
1枚だけ撮影し、どこかに画像があるはすですが見付かりません><



ちなみに、このような腰折れ屋根はマンサード屋根とかギャンブレル屋根とか言われますが厳密には
マンサード屋根→勾配が寄棟屋根のように四方向に伸びている腰折れ屋根。
ギャンブレル屋根→勾配が外側に向かって二段階になっている腰折れ屋根。

屋根的に、マンサードが寄棟構造でギャンブレルが切妻構造、と思えばよいようです。

マンサード屋根


ギャンブレル屋根


※画像はコチラからお借りしました。勉強になります!




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