今日は、ちょっとやり切れない思いを。。。
自転車散策を始めた一昨年から、
毎年楽しみに何度か見に行く、地元の桜や桃の木があります
まずは徳善寺という、お寺の前にある桜・・・ あれ?
なんか昨年と違う・・スカスカしてる。もっと、もっさりしていたような・・
昨年の画像 ↓(昨年の記事→ )
(2008・4・7撮影)
近付いて、よ~く見てみると・・・
一部切られていました。何故
誰の邪魔にもなってないよね
納得いかない思いを抱えつつ、桃が咲いているはずの川沿いへ・・
・・・ ・・・
無い・・・
ガーーン・・・
桃が咲いていたはずの場所・・
比較的新しい、湿気を含む切り株がそこにありました。
なんてことなの・・
この桃は、境川という川沿い(柵の内側)にあり、目の前は運動公園、民家は至近には無く、地元民のランニング・お散歩コースにもなっているところです。
この桃があることで、住民に迷惑をかけている様子はひとっつも無く、それどころかお散歩するご近所の方の、なごみの空間にもなっていたハズ。
なのに何故・・
地元の話題やニュース、自然環境に詳しい友人に聞いてみたところ、ある仮説が浮上しました。
どうやら私の住む区内で、ある品種の桜を並木的に植林する計画があるそうなのです。
その桜は、神奈川県外の地名の付いた品種。
狭い意味でのいわゆる外来種です。
※外来種とは海外から入ってきた種だけではありません
その品種に統一するために、切られたのではないか。
(あくまで仮説です)
それって、どうなんですか
元々あった樹木を伐採してまで、必要なことですか?
(だから仮設だって・・ )
桃の木も、鳥の落し物(糞)によって、よそから種が運ばれて来て生長したのかもしれません。
でも1本だけで、ここに適応したからこそ、大きく生長したのでしょう。
なのに一瞬で切られてしまった、桃の木。
切り株の湿気は、桃の木の涙に思えました。
在りし日の桃。2008年4月3日撮影。
昨年のファイルに1枚だけありました。
全体像を撮っておかなかったのが、悔やまれます。
友人の話では、境川沿いのあちこちに
昨年は無かった切り株があるとのこと。
走ってみたら、、、
横に生えていた木の切り株→ 対岸から見た画像
ここにも・・・
ここにも・・・
あっちにも(対岸から)
まだまだ、たっくさん切り株がありました
神奈川県外からやってくる桜のために伐採された切り株の悲鳴が、各所から聞こえてきそうでした。
お庭やベランダで観賞用にお花を育てたり、駅前の小規模な花壇とかはいいと思います
私も庭を持てたら、小さめの木でいいので「源平桃」や「八重桜」を植えたい
でも広ーい範囲に、その土地の植物でない外来種を単一的に多数植えるのは、、、
それが強い種であった場合「在来種」を駆逐する可能性があります。
草でいうとセイタカアワダチソウやシロツメクサが典型的な例。
(これらは故意に植えたわけではないけど)
植林もその地域にあった方法でないと、そこの自然を壊しかねない。
・・ということを、外来種問題の講習会で聴きました。
今回の、県外の品種の植林がその問題を起こさないとしても、伐採された樹木は浮かばれません。
せめて移植は出来なかったのでしょうか・・
次回は無事に咲いた桜や桃、出会ったネコ達をしますね。。。