思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

自分の仕事に関する小説の映像化など

2016-11-25 23:59:59 | 出版・言葉・校正

先月から始まって放送はそろそろ折り返し地点の今クールのテレビドラマとアニメで、奇しくものタイミングで自分の本職にかかわるふたつの作品が同時期に放送されると、そりゃあ特に注視することになってしまう。ドラマ化は『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』で、アニメ化が『舟を編む』で。後者は松田龍平主演で実写映画化が済んでいるが、実はそれは未見なので、今回のアニメ化が個人的には新鮮だったりする。どちらも主にツイッターで探ると、出版業界関係者に限らず世間一般的にも上半期にヒットしたマンガ誌の編集者の物語『重版出来!』のドラマ化ほどではないが、まあまあ好評のようでなにより。

僕の原作とのかかわりというか現況は、『校閲ガール』(宮木あや子、KADOKAWA)シリーズの今回のドラマ化対象で今夏に文庫化の1作目は月刊誌『ダ・ヴィンチ』の電子版で連載していた頃(単行本になる前)から読んでいるので内容はすでに知っている。『舟を編む』(三浦しをん、光文社)は写真にある今春の文庫化を待っていて、それを読んでから映画を観ようと思ってあえて取っておいたのだが、それよりも今回のアニメを先に観ることにして、併せて原作も読み進めることにしたので、つまり今、同時進行で消化している。

この2作品の放送に関する各種媒体の記事もだいたいチェックしているが、インターネット上で特に印象深い記事を1つずつ挙げると、

●『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』
校閲ガール「うちなら不採用」 業界でも一目、新潮社員のプロ技 (withnews)

●『舟を編む』
本屋大賞、日本アカデミー賞受賞作『舟を編む』が初のアニメ化!誰かが「作っている」ことの想いを届けたい。アニメ『舟を編む』黒柳トシマサ監督×森彬俊ノイタミナ編集長インタビュー (otoCoto)

か。
いずれも、僕の今後の仕事に関して良い効果が表れるといいなあ、と最終回までの展開を想像しながらうっすら期待している。
現時点でも、出版業界外のひとにはわかりにくいと思われる校正・校閲の仕事の実情は、「日テレのドラマで石原さとみがやっていたようなこと」と、ものの例えで説明しやすくなったかもという感はあるので、機会があれば今後はそのように説明してみたい。


また、以下は完全に趣味の話だが今秋はドラマもアニメもまたもや豊作で、ほかには好みの順でドラマでは『逃げるは恥だが役に立つ』(原作マンガは未読。EDの「恋ダンス」が視聴者の動画公開も含めて大人気やね)、『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(4期、※1)、『スニッファー 嗅覚捜査官』(原作小説は未読)、『山女日記 ~女たちは頂を目指して~』(原作小説は未読。ただ今夏に発売の文庫版は買った)、同じくアニメでは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(2期、※1)、『響け!ユーフォニアム2』(2期、※1)、『ろんぐらいだぁす!』(※2)、『3月のライオン』(原作の連載はたまに読んでいた程度だが、予備知識は多少ある)、を推している。
ドラマもアニメもこれで計5つずつ挙がったが(ホントはもっと多く観ているが)、今月の仕事に支障がギリギリ出ない範囲で主に録画しながら、可能な場合はリアタイ視聴で楽しんでいる。
ホントはそれぞれの作品について挙げたいことはたくさんあるのだが、時間が足りないので断念。まあ、観ればわかる。


注釈
※1 もちろん1期から観ている。
※2 原作の単行本は全巻持っている。アニメ化も1年近く前から知っていて、とても楽しみにしていた。が、作画で綻びが結構あるようで……。後半の巻き返しに期待したい……。


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