思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

『新潮』12月号の目玉は秘蔵資料なのか小説第2弾なのか

2016-11-15 23:59:59 | その他趣味

今月前半は珍しく仕事もあって公私ともに多少追い込まれており、趣味のテレビドラマやアニメの視聴も遅れがちだが、そんななか先週からちょっと話題? で完売状態の7日(月)発売の『新潮』16年12月号を読んだ。「話題」の理由というか目玉は手塚治虫の秘蔵資料公表だが、僕としてはそれよりも表紙のその下にある服部文祥氏の新作小説『息子と狩猟に』のほうが目当てで買った。同15年2月号の『K2』に続いて第2弾の小説となる(はずだ)が、分量が前回よりも格段に増えているよ……。

というか、僕はドラマなどと同じフィクションでも基本的に小説が苦手なので、普段も『新潮』は地元の2か所の図書館に入っているものを、石川直樹連載を中心にさらっと流し読んで済ませるだけなので、買ったのは今回は初めて。

まあ、発表は今回限りだという手塚作品? とともにモノクロページの巻頭という目立つ位置に掲載されているので、(失礼な言い方だが便乗のようなカタチでもなんでも)より多くの読者に読まれるといいね。あまりネタバレするのもいかんが簡単に言うと父と子が犯罪に巻き込まれながらの生死にまつわる話なので、特にお父さん世代にぜひ。
この雑誌にしては珍しく完売状態で、僕も地元の書店にはなかったので9日(水)に池袋の大型書店へ出かけてようやく入手できた感じだったが、今週末に増刷分が入荷するようなので、品不足は解消されるでしょう。引き続きこれを買い求める人は、あくまで手塚治虫のほうが目当てなのだろう……。

服部氏の最近の動向は引き続き『岳人』と『Fielder』などの雑誌で押さえているし、Fielderのほうは先月発売のvol.30の第2特集のような扱いの(おそらく今回の小説と同時進行だった?)今夏の槍ヶ岳とその近辺でのサバイバル登山のようなノンフィクションのほうが、僕は相変わらず好みではある。
ただ、ほかの数多のフィクション作品のなかでも今年最大の大大大ヒット映画『君の名は。』をその合間に2回観ているらしいが(『岳人』の連載を要参照。ちなみに僕はまだ1回のみ)、それは書き物にまったく反映されていないようで(俺、鹿と入れ替わっている? みたいな……)。まあいいけど。


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