今日は埼玉県川越市の川越水上公園で年に数回開催されているフリーマーケットを覗きに行ってきた。今後の僕の出店の参考になるかと思ったもので。
この公園は市の西部~北部を流れる入間川沿いにあり、市街地から3kmほど離れているので、基本的にクルマ出店の人が多い。というか手持ち出店らしき人のほうがいたのかどうかわかりにくいくらい、クルマばかりであった。
実際にこの会場に初めて行ってみて、僕のようなクルマなしの手持ち出店だとやや不利かも、とは思った。
手持ちの場合はやはり、ここのような郊外型よりも、僕が先月に出店した東京都・南大沢駅前のように駅前型の場所のほうが向いている。
なんだかこれ、前者がイオンタウンのような大型ショッピングモールやヤマダ電機・ケーズデンキ・コジマのような郊外型の大規模店舗、後者が地域密着的な小売店のような(鉄道の)駅前型(で零細?)の小規模店舗、のような出店傾向と構図が似ているな。ああでもヤマダ電機なんか最近は、池袋や新橋や渋谷のように駅前にも激しく進出しているけど。
で、ここを覗いて気になったのは出品物よりもそのクルマ出店している人々がどこから来ているか、ということで、そのクルマたちのナンバープレートを調べてみた。ナンバーが確認できたクルマは66台で、その結果は以下に多かった順に。
所沢 16
熊谷 14
大宮 8
多摩 6
春日部 4
川越 3
練馬 3
八王子 3
横浜 3
足立 2
群馬 2
品川 1
つくば 1
地元である埼玉県のナンバーが多いのは当然として(でもまだ最近始まったばかりのご当地ナンバーの「川越」は少なかったな)、数十km離れている横浜や品川やつくばからも来ているのは驚いた。なんでだろう。プロなのかしら。
たしかに、ある商品を大量に出品しているプロらしい店もいくつかあって、そういう人は大きなワゴン車や2tトラックで乗り付けていたりもした。そういった流し? のフリマ出店者もいるのだろうか。まあクルマがあれば可能な話ではあるが。
あとは、各店の値付けも気になり、会場を6、7周くらいぐるぐる廻って全体を見回し、いろいろな商品の値段を見た。結果、おおむね安めに設定しているようで、僕だったらこれはもう少し高めに設定するよな、というモノも結構あった。やはり古本市と同様に、他人の様子を観察して何事かを盗むのは重要な仕事である。
ただ、郊外型のために訪れる客も大概はクルマ利用に限られるここよりも、モノによっては駅前型にしたほうが売れるかも、ということも感じ、それぞれの人の流れも考慮した出品の仕方を考えるべきですな。
でも僕は「放浪書房」のように今後もほぼ人力移動のために必然的に駅前型の出店になり、それらしい出品を心掛けていくつもりだけど。この会場にあった、大きな化石やら大量の中古靴・バッグ類やらガラス・瀬戸物の食器やら、のようなクルマを使わないと持参できないモノを用意するのは無理ですし。
まあ今後も身の丈に合った出店でいくつもり、と意を新たにした。
それにしても、今日は日中も寒かったですなあ。冬の出店は控えようかしら。客足もそんなに伸びないだろうし。出店日の天気も気になる。その日に好天になるかどうか、売り上げも伸びるか否かは太陽のみぞ知る、という曖昧さも野外で出店する醍醐味なのかな。
クルマ並みにつめるし、自転車でリヤカーをけん引すれば楽じゃないですか。
「こちとら新座のリヤカーマンです、遠路はるばるリヤカーで売っています」とさけべば、ものめずらしさで客も食いつくと思いますぞ~
リヤカー、移動するのが大変でしょう。それに、年に1回くらいの出店ならまだしも、年に数回とちょくちょく出店するとなると売るのに適したモノを滞りなく用意するのが結構大変だったりします。ネタ切れになります。
いざ出店するにしても、出店時間や出店料の問題もありますし(採算性を考えねば)。フリマはやってみると意外に奥が深いのです。
でもリヤカーは数年前から旅用に1台欲しいかも、とはたまに考えます。アフロさんも次回はリヤカーで旅して、“リヤカーマンII世”になってください。