思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

2007年に読んだ本一覧

2007-12-25 23:39:50 | その他趣味
今年読んだ本の一覧を挙げてみる。
ただ昨年も書いたとおり、僕は本職として出版物の校正をやっているという職業病? のためかえらい遅読で、以下はパラパラッとめくったという程度のものではなく、自分の興味のおもむくままに一字一句しっかり読み込んだ、というもののみ挙げている、とあらかじめ言い訳しておく。

2007年刊行

・危ないミクシィ (夏原武・江建・後藤ひろし・上村覚・片岡亮・大月隆寛、洋泉社)
・世界屠畜紀行 (内澤旬子、解放出版社)
・生きさせろ! 難民化する若者たち (雨宮処凛、太田出版)
・エコロジーショップの働きかた GAIAという仕事場 (新井由己+自然食通信社編集部、自然食通信社)
・行かずに死ねるか! 世界9万5000km自転車ひとり旅 (石田ゆうすけ、幻冬舎文庫)
・いつまでもデブと思うなよ (岡田斗司夫、新潮新書)
・書肆アクセスという本屋があった -神保町すずらん通り1976-2007 (『書肆アクセスの本』をつくる会、右文書院) 

2006年以前刊行

・山ちゃんルーレット (山門修平、新風舎、2006年)
・適当論 (高田純次、ソフトバンク新書、2006年)
・シゲさんの地球ほいほい見聞録 (金井重、山と溪谷社、1991年)
・マンゴーと丸坊主 (山崎美緒、幻冬舎、2005年)
・シェルパ斉藤の犬と旅に出よう (斉藤政喜、新潮文庫、2005年)
・ピッケルと口紅 女たちの地球山旅 (北村節子、東京新聞出版局、1997年)
・ドキュメント沖縄1945 (毎日新聞編集局・玉木研二、藤原書店、2005年)

読んだ本はこれだけ。ホントにたいしたことないね。ただ、今年買った本は数的にはこの2倍以上あって、未読の本が増えに増えて部屋の内部はしっちゃかめっちゃかになっている。ああどうしよう。

それでひとつだけ補足したいのが、2007年12月20日発行の『書肆アクセスという本屋があった -神保町すずらん通り1976-2007』。これは本ブログ2007年11月17日にも触れた、この日に閉店した東京都は神保町のすずらん通りにあった「書肆アクセス」に影響を受けた人々が手弁当で集まって、各誌書評や古本関連本の出版で有名な岡崎武志氏が編者代表となって、出版費用はカンパを1口5000円で募って、計86名がそれに呼応して、ようやく出版された本である。
この本、元々はアクセス閉店前に出版して、本の売り上げによってアクセス閉店を回避できないものか、という強い意思・意志のもとに始まった企画だが、結局は本のほうは進行が遅れてアクセスも先月閉店してしまい、この書店の温もりをきちんと記憶しておくための回顧本という様相になった。



アクセスに約13年お世話になり、86名のカンパ人のうちのひとりである僕としてもやはり、読み進めているうちに悔しさが募る内容となっていた。この大型書店が繁盛している時代だからこそ、アクセスのようなそれらとは対極にある、でも出版にかかわる人とそれを読む人の距離をより身近に感じられる、人同士のつながりがより実感できる書店の価値は今後も益々高まるはずなのに、と残念無念な気持ちでいっぱいになる。
発売からまだ1か月も経っていないがこのたび増刷するようなので、ぜひ多くの方に、特に過去にアクセスに訪れたことのある方に手にとっていただきたい本である。


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