思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

奇しくも大ヒットアニメ映画のなかに残り続けることになった建物

2019-07-31 23:59:59 | その他趣味
JR代々木駅前の代々木会館が老朽化によって取り壊される話は今春から知っていたが、具体的には8月に入ってからだそうで。
たしかに数年前から廃墟同然で、たまに通りかかるたびに駅前の抜群の立地なのにこの建物はテナントが撤退したら今後はどうするのだろうか? と訝しく思ってはいたので、ついに解体となるとちょいと淋しい。

それを見越して狙っていたのかどうかはわからないが、19日(金)公開の映画『天気の子』で(←公開初日に観た)、この物語の序盤と終盤の重要な場面で代々木会館がいかにも人が寄り付き難い怪しげな廃墟っぽい佇まいのまま登場するので、たまたま21日(日)に都内に出かける用事があったので「聖地巡礼」というよりも単に解体前に一度は写真を撮りに行きたかったと夏前から思っていたので出かけると、同様に写真を撮りに来た巡礼者? は、やはり多かった。

新海誠監督がこの建物にどの程度の思い入れがあるのかはわからないが(僕もこの建物内は学生時代に興味本位で一度覗いた程度)、過去の作品にこの近所の高くてよく目立つ“ドコモタワー”が新宿の象徴のような感じで頻出しており、今作でも新宿界隈の背景で度々見切れるが、撮った写真のように代々木会館とドコモタワーを一緒に収めることも可能なくらいなので、いつもの主舞台の新宿で、しかもドコモタワーに近いこのロケーションありきで映画を制作したのかも、とは映画を観ていて思った。

それで、この(おそらく興行収入は前作『君の名は。』と同様に少なくとも100億円超になりそうな)大ヒット作品のなかに残り続けることになり、建物が解体されたあともしばらくは思い出の場所として訪れる人は絶えないのかも。最近は代々木駅前へ行く機会はあまり無いのだが、今後しばらく注視したい。

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