温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

オトシブミ(落文) ロマンチックな恋文!

2021年05月06日 | 昆虫
① 里山のコナラの葉に、オトシブミ(落文)の揺りかごが8個吊り下がっているのを見つけました。

② 「落文」とは、平安時代から鎌倉時代にかけ、直接言えないことを手紙に書いて、伝えたい人の近くの路上に落としておく文(ラブレター)のことです。
 このオトシブミ(落文)の揺りかごが、巻紙の落文のようだというので、オトシブミという名前がつけられました。
 まさにロマンチックな恋文ですねえ。
 この揺りかごは葉に吊り下がっていますが、地上に落下するのもあります。

③ 冬眠から目覚めたオトシブミのメスは交尾をすませると、葉を噛み切り、葉を巻き上げて揺かごを作ります。
葉の中に産み付けられた卵から孵化した幼虫は、巻かれた葉を食べて成長し2週間ほどでサナギになります。
そのあと5日ほどで成虫になり、揺りかごをかじって穴を開け外に出てきます。
来月には、出てきた成虫を見つけたいです。
 


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