第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

米国の医療保険加入にかかるお金の一例

2021-12-15 07:32:10 | University of Michigan

みなさま、こんにちわ。

米国で勉強したり、留学したり、大学院に通ったりする時に意外と忘れられていて強烈な打撃を与えてくるのがこの医療保険の費用だと思います。

個人だけでなく、家族も帯同する場合は想像を超える金額がかかったりします。

なぜか意外と相談されますが、僕に相談されてもその住んでいる地域や、家族構成、歯科や妊娠なども含むかなどで本当にあり得ないほどの種類やそれぞれの保険があるので全く参考になりません。

今後のためにこちらに記載しておこうと思いますが、僕がわかる範囲でハーバード大学とミシガン大学、JALが提供する保険(こちらは調べてみてください)をこちらに開示しておこうと思います。なんとなくの目安にはなるかと思います。

まずハーバード大学の大学院にたとえば入学した場合には、必ずこの金額が請求されます。(2022年はコロナの影響か、少しだけ高くなっています)

 

まず本人は一年で総額$5282(約60万円)です。さらに配偶者がいれば追加で$8306(約94万)、一人目の子供に$4414(約50万円)、二人目の子供に$2220(約25万円)、三人目以上は無料となります。これで、我が家の医療保険料を計算するとだいたい230万円/年間の保険料が必要となるわけです。高額過ぎて普通の感覚では理解することができませんが、MPHやHMSの学生にとって有名な事実です。また原則的に半年払いになります。こんな高い保険料をほぼ全員が支払っているなんて・・・歯科や妊娠などはまた別の問題になることが多いので丁寧に確認が必要です。(ハーバード大学が同等のカバーを持つ健康保険でであると認めた場合にはWaiverされます。別途申請が必要です。また日本のJALの保険は完全に認められるのは確認しています。値段は家族構成次第ですが6-8割くらいの値段になります。子供が多いと逆に高額になります)

 

次に、ミシガン大学の提供する同等の保険で見てみましょう。

これは毎月米国の銀行から引き落とされますが、本人だけならば劇安の月額$160(約$1920=21万円/年)です。こちらもまた配偶者や家族構成によりますが、配偶者だけならば月額$315($3780=43万/間)、それ以上は子供が何人いても月額$471($5652=約64万円/年)となります。実質の負担金額(co-pay)支払いもHarvardの保険と変わらず、歯科や妊娠なども含む保険であり、ほぼ日本の皆保険と変わらないカバー内容です。もちろん、ポスドクや研究補助者として給料を貰ってしまうと日本と同じようにカバー(給料から引かれるか)されますので、いい意味で心配?無用です。なぜここまで安いのかと担当者に聞いたところ、「さぁ理由はわからない、高いとは思うけど、それでも全米では一番安いと言われているんだよね」。

しかし、大学があり、学生が多い街は総じて安全で住むのに人気で子供たちへの教育レベルが高いために、多くの子連れも周囲から引っ越してくるために家族用の家賃はあり得ないくらいに高いです。その住民税的なTaxで義務教育を行なっていますので全てが無料ですが、家賃が高騰する理由でもあると言えます。

いやはや、家賃の高騰・・、コレはほんとに困ったものです。。



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