アラ還のズボラ菜園日記  

何と無く自分を偉い人様に 思いていたが 子供なりかかな?

母から託されたもの

2013年11月03日 | 系譜に(ついて

 

九十歳の頃から、自ら認知の衰えを感じていたらしく寒い弐月だった。

其れは、老いた女性とは迚思えぬ文字で私自身信じられなかったが、

一枚の半紙に、少し傾いていたが眼鏡を好まぬ母が書いたのは事実で

自分の生涯を遺すかの様な如く精魂を傾けたのだろうか、今までの母の

観念を儘覆すか、諌める一句だった。

お前は、最後に生んだ子だからと渡したのだが其時は、迚理解出来なかった。


下記は其写しです。

 

神葬祭の家系に嫁いだのだが、生まれた家が仏教徒で其れに従ったのか、

西とは、浄土を指すのか其れとも、西に沈まんとする夕日を指すのだろうか?

其れとも両方を重ねたのかも知れない。

我は此れを辞世の句と為す。