日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ミヤコワスレ(都忘れ)

2023-04-28 07:00:00 | 植物

ミヤコワスレ・・・名前はもちろん、姿も日本情緒を感じさせてくれるような花。

特に濃い紫が好きです。

 

鎌倉時代、承久の乱で敗れた順徳上皇は佐渡ヶ島に流されました。

順徳院は学問好きで知られていて、歌も得意な、とても優れた人物だったようです。

佐渡島で御所の庭に咲いていた小菊に似た花を見つけ『いかにして 契りおきけむ 白菊を 都忘れと 名づくるも憂し』との歌を詠んだと伝えられています。

ここで「都忘れ」という花の名前が出てきています。

だからこの話が「ミヤコワスレ」の名前の由来じゃないのかということでした。

でも、現在のミヤコワスレが栽培されたのは江戸時代からで、山野に自生している「ミヤマヨメナ」の改良品種なのだそうです。

それで、ミヤコワスレの本来の名前は「深山嫁菜(ミヤマヨメナ)」です。

だったら順徳上皇が詠った小菊は、何の花だったのでしょうね。

 

 


 

学名:Gymnaster savatieri

英名:Gymnaster

別名:東菊(アズマギク)、野春菊(ノシュンギク)

科名・属名:キク科 シオン属

原産地:日本

 


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