花の季節は終わってしまい、散歩していてももうほとんどを見つけることはできなくなってしまった。
そんな中で木に咲いている白い花を見つけた。
ドウダンツツジやアセビの花によく似た、小さな壺型の花が固まって咲いていた。
これは「イチゴノキ」? それとも「ヒメイチゴノキ」?
というのも、ヒメイチゴノキはイチゴノキの矮性品種。
全く同じで樹高だけが違っているとのこと。
見つけた木の高さは2.5mくらいだった。
イチゴノキは2m~5m、ヒメイチゴノキは3m以内だとか。
だったらこの木は? まだどっちとも断定できない。
数年見続けて、この木の高さが5mくらいになったら「イチゴノキ」に決定ということになるのかな。
この木は園芸品店やホームセンターなどでも区別できずに間違えて売っていることもよくあるらしいから、素人では間違えてしまうのもしょうがないのかも。
「イチゴノキ」はイチゴのような実がつくことから名づけられた。
実は直径が1cmほどで赤くて球形。
イチゴよりもどちらかというとヤマモモにそっくり。
冬に花が咲き、その花が実になるのは翌年の秋から冬にかけて。
だから、その実が残っているうちに次の花が咲くので、両方を同時に見ることができる、珍しい木。
でも、この株には実が生っているのを見つけられなかった。
来年はこの木にも実が生るかな?
学名:Arbutus unedo
英名:strawberry-tree、Irish strawberry-tree
別名:ストロベリーツリー
科名・属名:ツツジ科 イチゴノキ属
原産地:ヨーロッパ
開く前の花は淡いピンク色の混じった白だった。
開花すると白の方が目立ってくる。