毎年、紅葉の時期に塩原から日光方面へ行く。
途中に「石臼引き蕎麦古代村」というところがあって気になっていた。
ある年にちょうどお昼ごろ通りかかったので寄ってみた。
メニューには初めて目にする「蒸し蕎麦」があった。
早速注文したら湯気の出ているせいろが目の前に置かれ、蓋を取ってみると幅広の蕎麦が入っていた。
言われた通りに、先ずは何も付けずにそのまま口に入れてみると、お蕎麦の香りがとても強く感じられ、モチモチした食感が楽しめた。
次に、少しの塩をかけてみると甘みが増して、さらにおいしく感じた。
こんな食べ方をする蕎麦は初めてだった。
蒸し蕎麦の説明資料をいただいたので読んでみると、江戸時代の蕎麦は「蒸し蕎麦」がポピュラーだったようだ。