スペインの西の端にある「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」はバチカン、エルサレムと共にカトリック三大聖地の一つになっている。
言い伝えによると、エルサレムで処刑されたイエス・キリストの12使徒のひとり聖ヤコブ(スペイン名・サンティアゴ)の墓がスペイン北部で発見され、これを記念してサンティアゴ・デ・コンポステーラに聖堂が建てられた。
それからはこの場所がキリスト教徒の精神的な支えとなって、ヨーロッパ各地や世界中から多くの巡礼者が訪れるようになり、聖地となったようだ。
サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼の旅は「カミーノ・デ・サンティアゴ」と言う。
巡礼のルートはたくさんあり、その中でも一番多くの人が歩く「フランス人の道」と呼ばれるルートは世界文化遺産になっている。
[アラメダ公園から見たサンティアゴ大聖堂]
スペイン北部の街に行くとたくさんの巡礼者と会う。
それぞれが大きなリュックを背負って歩いている人、バスに乗っている人、自転車に乗っている人など様々な人たちがいた。
巡礼するルートはたくさんあるので、それぞれの人が自分なりにルートを選び、最終目的地のサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指しているようだ。
ルーゴからバスで2時間半、サンティアゴ・デ・コンポステーラに着いたのは午後2時だった。
ホテルは大聖堂のすぐ近くの「PR 25 デ フリオ(PR 25 de Julio)」だったので、荷物を預けたらすぐに大聖堂まで歩いた。
[ホテルから大聖堂までの道]
目の前に現われた大聖堂は壮大としか言葉がなかった。
内部に入ってみた。
聖ヤコブが祀られている中央祭壇。
大聖堂の中はしょっちゅう工事しているらしく、祭壇の上も改装中だった。
一通り回ってから外に出てみた。
[オブラドイロ広場]
大聖堂の博物館から見た市庁舎とオブラドイロ広場。
やっとたどり着いて疲れたのか、寝そべっている人もいた。
この広大な広場はカテドラルやパラドールなど四方を歴史的建造物に囲まれている。
[パラドール ラス レエス カトリコス ホテル(Parador Los Reyes Catolicos Hotel)]
カテドラル斜め右にある「パラド-ル」、内部の見学だけさせてもらった。
スペイン全国で100ほどあるパラド-ルで5つ星はここと「パラドール・デ・レオン」の2ヶ所だけだとか。
[カテドラル横、サン・マルティン・ピナリオ修道院]
この後は併設している博物館にも入ってみた。
この日の夜はホテルの前、アラメダ公園でお祭りがあった。
移動遊園地などがあり、大勢の人で賑わっていたので、仲間に加わって楽しんだ。
大聖堂に行かれたのですね。
いつか少しでも巡礼道を歩いて、この大聖堂にたどり着きたいと夢みています。
クリスチャンでもないのに行ってしまいました🙇♀️
でも、大聖堂の荘厳な雰囲気はいいものですね。