フウセンカズラはいつ見てもかわいいという言葉がぴったりの植物だと思う。
花が咲いているとき、実が膨らんできた時、種がこぼれた時と、最初から最後まで飽きずに楽しめるから。
フウセンカズラ(風船葛)はムクロジ科のつる性の一年草、多くは鉢植えや垣根などにからませて栽培されている。
6月頃からかわいい花が咲き始め、枯れる直前まで次から次へと咲き続ける。
花びらは4枚で、直径3~5mm程度の小さな白い花が枝先に咲く。
やがて紙風船のような直径3cmくらいの実ができる。
秋になると実が熟してきて、グリーンから茶色に変化する。
完全に茶色になった時、実を裂くと中が3つに分かれ、その中に一粒づつの種が入っている。
種は黒く、ハート型の白い模様がある。
この模様に目を描き入れればサルの顔に似ているということで、これを利用して、たくさんの手芸品が作られている。