初夏から夏の盛りにかけて咲く花の「ヒルガオ」。
名前は朝から昼にかけて咲いた花が、夕方までにしぼんでしまうことから付いた。
ヒルガオ科の花は約1,200種類もあり、多くの属に分かれていて、朝顔やサツマイモなどのサツマイモ属、セイヨウヒルガオ属、アメリカンブルーなどのエボルブルス属、そしてヒルガオ属などがある。
ヒルガオ属には「ヒルガオ」、「コヒルガオ」、「ハマヒルガオ」がある。
花はほとんど同じで見分けがつかないが、それぞれの見分け方として、
ヒルガオ---つる性で、夏に朝顔に似た薄いピンクの花を咲かせる。
コヒルガオ---ヒルガオと比べると花や葉が小さく、葉に特徴があり、葉はほこ形で左右の耳は直角に張り出し、張り出した部分は2裂する。
花の下の茎に小さなひだがあり、触るとザラザラしている。
ハマヒルガオ---海岸に生え、砂の上を這っていて毛はなくてなめらかで、葉はつやがあり、丸く厚みがある。
[コヒルガオ]
花が小さく、葉がほこ形、張り出した耳の部分が2つに分かれている。
学名: Calystegia japonica
英名:Bindweed
科名・属名:ヒルガオ科 ヒルガオ属
原産: 日本
最近では「アイノコヒルガオ」と言う名の、ヒルガオとコヒルガオの中間の種類のものが見られるようになったとか。
花が大きくて葉の形がコヒルガオだったり、その逆のものも発見されているらしい。
そういったことを考えると、今まで見てきたものが「ヒルガオ」については葉を見て花の大きさから分かるが、それ以外は「コヒルガオ」なのか、それとも「アイノコヒルガオ」なのか見分けるのに自信がなくなってきた。
花が大きくて葉がコヒルガオのものだから「アイノコヒルガオ」?