日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ノコギリソウ(鋸草)、いろいろ

2022-07-09 07:00:00 | 植物

畑の隅に白い「ノコギリソウ(鋸草)」が咲いていた。

伸びた茎の先端に小さな花が固まって咲いている。

名前の通り、葉っぱはノコギリの刃のようにギザギザとした形をしている。

 

この「ノコギリソウ」は筒状花、舌状花ともに白い。

別の場所では違う色の花も見つかった。

筒状花は白く、舌状花は様々なピンク色。

 


 

学名 :Achillea alpina

英名:Yarrow, Milfoil

別名:アキレア

科名・属名:キク科 ノコギリソウ属 

原産地: 日本、朝鮮半島、中国、ロシア、北アメリカ

 

 

そしてまた違う場所に咲いていたのは西洋種のもの。

これは先日行った北海道で、道路の脇や草むらなどのあちこちで咲いていた。

この名前は「セイヨウノコギリソウ」

日本種と西洋種、どこが違うかって?

葉っぱが違っているんですね。

 

左の日本種に対して右の西洋種の葉っぱは見た目も柔らかいし、切れ込みが深く、2回羽状複葉になっている。

文字で書くよりも絵の方が分かりやすい。

セイヨウノコギリソウは土質を選ばないため繁殖力が強いので、野生化しているものが多く、高原などでもよく見ることができるようだ。

ノコギリソウは古くは、血止めの薬草として使われてきた。

それに対してセイヨウノコギリソウはハーブとして使われていて、別名を「ヤロウ」という名前で呼ばれている。

 


 

学名 :Achillea millefolium 

英名:Yarrow

科名・属名:キク科 ノコギリソウ属 

原産地: ヨーロッパ

 

 

そしてもう一つ、最初のノコギリソウを見つけた畑の反対側に「キバナノコギリソウ(黄花鋸草)」も咲いていた。

別名が「イエローヤロウ」、何だかすごい名前、でも『黄色野郎』じゃありませんから。

逆さまにして「ヤロウイエロー」とも呼んだりしていて、ドライフラワーによく利用されている。

背が高く、一本一本に鮮やかな黄色の小さな花が密集しているので、白い方のノコギリソウと比べると、すごく豪華に見えて目を引いていた。

 

 

白花と比べると全く違った形で舌状花がないように見えた。

でも調べてみると、2個ほどあるらしく、舌状花は20個くらいあるのだとか。

詳しい花の作りを見たくて、思いっきり拡大してみたけれど、顕微鏡でも使わないと無理のよう。

ハーブとして使われているためか、ヨモギのような匂いがした。

 


 

学名:Achillea filipendulina

英名:Golden yarrow、Gold plate yarrow

科名・属名:キク科 ノコギリソウ属

原産:中央アジア 南西アジア

 


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