ウォーキングでいつもと違うコースを選んだ時に見つけたのが「ロウバイ」の大木だった。
満開になっていた。
もう咲いているんだ、と思いながら近寄って花を見たところ、花弁全体が黄色だった。
[ソシンロウバイ]
だからこれは「ソシンロウバイ」。
「ソシン」とは「素心」や「素芯」と書いて、花弁が芯まで同じ色であるという意味。
本来の「ロウバイ」の花は内側の花弁が茶褐色になっている。
でも、最近見かけるのはほとんどが「ソシンロウバイ」のような気がする。
[ロウバイ]
こちらは近くで見つけた「ロウバイ」の花。
いつもは「ソシンロウバイ」ばかり見ているので、これがロウバイとは気づかなかった。
花弁は細く、色も薄いので一瞬、マンサクかレンギョウのようにも見えた。
でも、これが本来のロウバイ。
ソシンロウバイに比べると、花が少し小さめで地味、咲き方も下向きか横向きなので何となく寂しい気もする。
学名:Chimonanthus praecox
英名:Winter Sweet
別名:カラウメ・ナンキンウメ
科名・属名:ロウバイ科 ロウバイ属
原産地:中国
夏になると「ロウバイ」には実ができ、その実は冬まで長い間、枝に残っている。
花が咲いているのと同時に残った実も見られることもある。
[夏の実]
[冬に残された実]