「ユキヤナギ(雪柳)」の流れるように咲く姿が見られたら、春になったと感じます。
今年はピンクのユキヤナギが多く見られました。
『フジノピンキー』と呼ばれているピンクユキヤナギです。
蕾のうちは濃いピンクで開くと薄いピンク、そして時がたつにつれ、白っぽくなっていきます。
先日、『植物と和歌』と題する講座を受講しました。
その中で、学んだことがありますので、紹介します。
日本語はとても良くできた言葉で、『花が散る・花が枯れる』という表現も、それぞれの花ごとに違いがあるということでした。
例えば:
サクラ(桜)---散る(これは普通に使いますね)
ツバキ(椿)---落ちる(首から落ちると言いますね)
ウメ(梅)---零れる(こぼれると読みます)
キク(菊)---舞う(花びらが落ちる時の様子が踊っているように見えるからだとか)
ボタン(牡丹)---崩れる(一気に花びらが落ちるから)
アジサイ(紫陽花)---しがみつく(花が終わっても枯れたまま残るから)
そして、ユキヤナギは吹雪く(ふぶく)というのだそうです。
日本語って本当に繊細ですね。
たったこれだけの言葉で一つ一つの花のイメージが湧いてくるのですから・・・
学名:Spiraea thunbergii
英名:Thunberg’s meadowsweet
別名:コゴメバナ(小米花)
科名・属名:バラ科・シモツケ属
原産地 : 日本
こんにちは!
庭いっぱいのユキヤナギ、素敵な光景ですね。
もちろん春先だけですけれども。
これからは枝がどんどん伸びていって、鬱陶しくなってしまいますから、適当に剪定が必要ですね。
ところが、風向きからか何時しか根付いて、あれよあれよと増える一方です。
見た目は小さな花の集合ですが、庭中に。
適当に間引いています。