日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

西安と兵馬俑① 西安

2020-06-27 07:00:00 | 海外旅行

中国中央部にある陝西省(せんせいしょう)の省都・西安市は、約二千年に渡り数々の王朝の都として栄えた中国の古都。

以前は長安と呼ばれていた。

 

西安城壁

街には明の時代に造られた約14kmにもわたる城壁があり、軍事城壁として世界最大となっている。

レンガを積み重ねて造られ、東西に長く、南北に短い形となっていて、4ヶ所ある門は今でもすべて残っている。

 

[安定門]

城壁西側にあるこの門は最大となっていて、創建当時はここがシルクロードの東の発着点なっていたらしい。

 

城壁は上部の幅が12~14mあり、一周することができる。

のんびり回ると自転車でも2時間かかるらしいので、一部だけ歩いてみた。

途中には土産物店、テント屋台が設けられていて、大勢の人が行き交っていた。

 

[城壁の上部]

誰もいなくなる瞬間がなかなかなくて、写真を撮るのにも苦労した。

写真に写っているのは三輪タクシー。

車は禁止となっている。

 

右側の旗が城壁沿いにずっと続いていた。

 

 

大雁塔

西安の南にある慈恩寺の境内にある。

慈恩寺は唐の第三代皇帝の高宗李治が、亡き母・文徳皇后の冥福を祈るために建立したお寺で、当時は規模がかなり大きかったが、戦乱のため焼けてしまって、当時の十分の一ほどしか残っていないらしい。

大雁塔はインドから帰った玄奘三蔵法師(げんじょうさんぞうほうし)が持ち帰った経典や仏像などを保存するために建てられ、煉瓦でできており、当初は五層だったが、その後改築して十層になった。

この塔もまた戦乱などで上部が崩壊し、現在は七層、高さは64mとなっている。

 

[大雁塔]

塔には登ることもできる。

 

[大雄宝殿]

大雄はお釈迦様のことで、お釈迦様を本尊として安置している。

お寺の本堂。

大きくて豪華なお釈迦様と千手観音像が安置されていた。

 

[玄奘三蔵院]

玄奘三蔵の像があり、経典などが展示されていた。

 

 

西安には小野妹子、阿倍仲麻呂などが遣隋使、遣唐使として派遣されていたらしい。

それらの人によって当時の「長安」の様子が日本に伝えられ、その都を模したものが「平安京」だと言われている。

 

 

 


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