今年になってから新型コロナのために外出を自粛していたので、旅行も遠慮していた。
緊急事態が解除された時、すぐに思い浮かんだのが大分県の温泉で、今年になって初めての温泉旅行だった。
大分県九重町にある筋湯温泉は湧蓋山の麓にあり、打たせ湯で有名な温泉地。
この辺りにはあちこちに温泉があり良く行くが、特に筋湯温泉にはいわゆる「評判の良い宿」が多くある。
その中にある「喜安屋」に泊まってみた。
雨の日だったが、少し離れた駐車場まで傘を持ってきて出迎えてくれた。
敷地が広いらしく、駐車場から玄関までのアプローチも手入れの行き届いた森の中を歩いているように自然がいっぱいだった。
玄関を入ると古民家風で囲炉裏があり、土産物なども少し置いてあるスペースもあったが、全体に落ち着いた感じになっていた。
フロント棟の奥から部屋に向かった。
部屋に向かう通路もフロント棟と同じく黒塗りで落ち着いていた。
中庭も良く手入れがされていて、梅雨の時期だったので緑の中のアジサイが可愛く咲いていた。
10室だけの宿だが、部屋はすべて離れになっていて、各部屋にそれぞれに趣向を凝らした露天風呂があるらしく、通された部屋は「虹」で広い部屋に石風呂がついていた。
源泉掛け流しのお風呂だった。
各部屋のお風呂の他にも浴室棟があり、お湯が豊富らしく、男女別大浴場や家族風呂など大小さまざまなお風呂があった。
大浴場も他の人と会うこともなく、のんびりとお風呂に入れた。
お待ちかねの食事は食事処があり、完全個室となっていた。
料理は地元の食材を使った和風の創作料理「山里料理」となっていたが、手の込んだ料理で、味も良く器にも工夫がされていた。
[夕食の一部]
スタッフ全員が親切、丁寧で気持ちの良い接客をしてくれ、再訪したい宿となった。