日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ニゲラ(黒種草)

2024-07-04 07:00:00 | 植物

少し前のウォーキング中に見つけた「ニゲラ(黒種草)」です。

大好きな花です。

葉は糸のように細く、トゲトゲしたように見えますが、触っても柔らかいのです。

何といっても花の姿が独特なのです。

 

[八重咲]

 

[一重咲]

 

八重咲も一重咲も、白や青の花弁のように見える部分はガクで、本来の花びらは退化してしまったようです。

花が開くと雄しべが放射状に広がり、雌しべはひょろひょろと曲がって伸びていきます。

この様子がとってもユニークなのです。

ニゲラの和名は「クロタネソウ(黒種草)」。

それは、花が終わると、風船のような実ができて、その実が熟すと真っ黒な種子になるからです。

[ニゲラの実]

 

一般的によく見かけるニゲラは「ニゲラ・ダマスケナ」という品種ですが、ウォーキング中に、たった一輪だけ違う品種のニゲラも見つけました。

「ニゲラ・ブルーイスタンブール」のようです。

ぱっと見て花の雰囲気が違っていました。

大輪で花径は6~7cmもあって、きれいな青紫色の一重咲。

草丈も高くて1mほどありました。

 


 

学名:Nigella

英名: Love in a mist

別名:クロタネソウ(黒種草)

科名・属名:キンポウゲ科 クロタネソウ属

原産地:地中海沿岸、西アジア

 


 

ニゲラの種子はハーブやスパイスとしても利用されています。

ところが、それは「ニゲラ・サティバ」というエジプト原産の品種だけなのです。

それはブラッククミンと呼ばれ、和名では「ニオイクロタネソウ」となっています。

でも、この品種は日本ではあまり栽培されていないようです。

 

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