少し前のウォーキング中に見つけた「ニゲラ(黒種草)」です。
大好きな花です。
葉は糸のように細く、トゲトゲしたように見えますが、触っても柔らかいのです。
何といっても花の姿が独特なのです。
[八重咲]
[一重咲]
八重咲も一重咲も、白や青の花弁のように見える部分はガクで、本来の花びらは退化してしまったようです。
花が開くと雄しべが放射状に広がり、雌しべはひょろひょろと曲がって伸びていきます。
この様子がとってもユニークなのです。
ニゲラの和名は「クロタネソウ(黒種草)」。
それは、花が終わると、風船のような実ができて、その実が熟すと真っ黒な種子になるからです。
[ニゲラの実]
一般的によく見かけるニゲラは「ニゲラ・ダマスケナ」という品種ですが、ウォーキング中に、たった一輪だけ違う品種のニゲラも見つけました。
「ニゲラ・ブルーイスタンブール」のようです。
ぱっと見て花の雰囲気が違っていました。
大輪で花径は6~7cmもあって、きれいな青紫色の一重咲。
草丈も高くて1mほどありました。
学名:Nigella
英名: Love in a mist
別名:クロタネソウ(黒種草)
科名・属名:キンポウゲ科 クロタネソウ属
原産地:地中海沿岸、西アジア
ニゲラの種子はハーブやスパイスとしても利用されています。
ところが、それは「ニゲラ・サティバ」というエジプト原産の品種だけなのです。
それはブラッククミンと呼ばれ、和名では「ニオイクロタネソウ」となっています。
でも、この品種は日本ではあまり栽培されていないようです。