ホテルでブッフェの朝食後、シーギリヤ・ロックにチャレンジしに行った。
スリランカを旅行先に選んだ目的がここだったので、すごく楽しみだった。
今まで写真でしか見たことのない岩山の上の宮殿跡と一時期有名になった「シーギリヤ・レディ」を実際に見ることができるのだから。
シーギリヤ・ロックは広大なジャングルの中にそびえたつ200mの高さの岩山に造られた宮殿で、スリランカを代表する世界遺産になっている。
岩山に登る中腹には神秘的な美女たちのフレスコ画「シーギリヤ・レディ」が描かれていたり、その下にはその絵の美女たちを映し出していたと思われるミラーウォール(鏡の回廊)もある。
また、王宮のあった山頂へ登る階段の入り口には巨大な岩で出来たライオンの前足があり、王宮を守っている。
シーギリヤ・ロックに登った時の記事は過去に書いた。→「シーギリヤ・ロック」
シーギリヤの伝説
5世紀シンハラ王朝時代、身分の低い母を持つカッサパ1世は、正妻の子供であるモッガラーナに王座継承権を渡さないため、父親を殺害し王座に就いた。
復讐を恐れたカッサパ1世は王宮を岩山の頂上に造り、下の堀には周囲にはワニの大群を放った。
18年間王位に就き、そのうちの11年間をこの岩山の宮殿で隠れ住んでいた。
結局はその後、弟の王子との戦いに敗れてしまいカッサパ1世は自害し、そしてシーギリヤは陥落してしまった。
やっぱりずっと階段の登りはきつかった。
のんびり登るのではなく後ろからどんどん人が押し寄せてくるから、自分のペースで登れなかったこともある。
期待していた「シーギリヤ・レディ」もゆっくり見られなかったし、ミラーウォールも当時は光輝く壁だったらしいが、今ではその名残は感じられず、単なる壁にしか見えなかった。
それでも旅の目的は達成できたので満足した。
午後からは「ポロンナルワ」観光に向けて出発した。
途中、シーギリヤロックからほど近い場所で「エレファントライド」を楽しんだ。
このツアーにはゾウに乗る体験もプランに入っていた。
シーギリヤロックを遠くに望みながら、象の背中に乗り、周辺を30分ほど探索し、ゾウに餌を与えたりもした。
[シーギリヤ・ロックをバックにエレファントライド]
ゾウの名前は「ラニー」、乗せる人数が少ないときは籠なしで直接背中に乗るらしいのだが、自分たちは籠付きの「ラニー」に乗せてくれた。
人数と重量は比例しないし、年齢も年齢だから考慮してくれたのかも。
カメラを渡すと象使いのお兄さんがシーギリヤ・ロックを入れて色々な場面で写真を撮ってくれた。
これもサービスになっているらしい。
この後は「ポロンナルワ」を目指した。