「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

下見で潜りました。

2015年07月31日 21時27分00秒 | 秋の浜

今日は下見で秋の浜に潜ってきました。 

 

 

まずは季節来遊魚から。カンムリベラです。

超極小です。

 

そしてツユベラ

極までいきませんがです。

 

更にトカラベラ

極小です。

 

ベラから離れて、モンツキハギです。

画像内の名前が間違っていてスミマセン。大島で色鮮やかな黄色は目立ちますね。

 

次はナガサキスズメダイです。

こいつもれっきとした季節来遊魚です。よく見ると細かい模様が入っているのと、体色が凄く綺麗なんですよね。

 

で、ウミウシも。まずはツツイシミノウミウシです。

この種も大島では夏に多く見かけるウミウシです。

 

更にリュウモンイロウミウシです。

こちらは初夏から夏にかけて多いウミウシです。

 

今度は視点を変えてセホシサンカクハゼです。

まぁ、大島では普通に見る事が出来ますが、この時期は…

産卵期でございます。オスが頑張って家を作り、メスを呼び込んで、産卵。その後、オスは卵を守って頑張ります。でも今日の個体は、少し育児放棄気味でした。7

 

その他で気になった生物を紹介します。まずはケギンポの仲間

非常に見にくいです。まだ子供サイズですね。で、何ギンポなんだろうか…。近くに巣穴らしきものはなかったので、きっと何処かに家を求めて移動していくんでしょうね。

 

次はカイカムリの仲間です。

私のイメージでは少し深い場所に生息している感がありましたが、この個体は水深15m近辺で発見できました。

 

最後にヒトデヤドリエビです。

久しぶりに発見しましたね。寒いとまったく姿を見せなくなってしまうので。

それ以外ではヒラタエイ・ワニゴチ・フジイロウミウシ・ニシキウミウシ・ヒトエガイ・ミノカサゴ・カエルウオなどをみました。

 

 

 

 

 


本日はガイド&体験で潜りました。

2015年07月30日 18時09分46秒 | その他

本日はガイド業ですので、画像がありません。ご了承下さい。

今日は、和光マリンで体験ダイブをし、そのあとに和光マリンで講習を受けた方がお友達を連れて潜りにいらしてくださいました。お友達は初ダイビングと言う事で体験ダイブで一緒に潜られました。

1本目は野田浜へ。体験の練習をしている所は非常に暖かく気持ちの良い海でした。練習をしていてもハタンポ・カゴカキダイ・オヤビッチャなどの幼魚がいて楽しい限りです。

練習を終え沖に出て行くと…、一気に水温が落ち20℃まで下がっていました…。海霧が出ていたのは、このせいですね…。

それでも根の壁ではヨゴレヘビギンポ(ペア・婚姻色)が忙しそうに産卵をしていたり、ニシキベラも産卵をしていました。イサキはアーチの中に少しだけいて、殆どが中層に群れ口をパクパクさせ捕食をしているようでした。

最初は緊張していた体験ダイバーも、後半はスッカリ海に慣れ海中を満喫しているようでした。

 

 その後、2本目で秋の浜に潜りました。勿論、体験ダイバーの方も一緒に潜りました。

水温は以前に比べあがり暖かくなりましたが、透明度は相変わらずな感じです…。ガイド仲間に情報を聞くと水深12m付近からはガッツリ冷えていたとの事でした。

体験ダイバーも最初から慣れ、自分で色々な方向を見て魚をしきりに探していました。ハナミドリガイ・リュウモンイロウミウシ・オルトマンワラエビ・キンギョハナダイの群れ・アオヤガラなどを見て貰いました。オトヒメエビが大きなウツボをクリーニングしていたので、見てもらおうと思ったらウツボの大きさに驚いたようで拒否られてしまいました。

先日、やっと見つけたミツボシクロスズメダイ(幼魚)も2匹に増え、シコクスズメダイ(幼魚)・トカラベラ(幼魚)なども見かけるようになってきました。地味に季節来遊魚が増えてきています。今後の海に期待したい所です。

 


本日は体験&ガイドで潜りました。

2015年07月26日 16時07分21秒 | 秋の浜

本日はゲストの為、画像がありません。ご了承下さい。

西側は台風12号の影響でウネリがあって潜れませんでした。まぁ、当初の予報の大島直撃に比べれば、秋の浜は潜れるので良かったです。

さて秋の浜ですが水温は暖かく23℃あるのですが、透明度は相変わらず…。西側のように黒潮が当たって綺麗になってほしいところです。

 

今日のゲストの方も完璧に上手な方でした。おかげさまで、私が楽チンでした…。

お仲間のガイドの方と一緒に潜ったので、いつもの体験ダイブよりもファンダイブに近い感じで潜りました。

まぁ、やっとの事でミツボシクロスズメダイ(幼魚)・トカラベラ(幼魚)などの季節来遊漁を見る事が出来ました。いや~、本当に長らく待たされたので発見した時の感動は、言うまでもありません。

きっと、まだ発見できていないだけで季節来遊魚は流れ着いているかもしれませんね。頑張って探さなければ。

その他ではチシオコケギンポ(オス)・テンクロスジギンポ・ニラミギンポ・巨大なウツボ・泳いで移動するベニカエルアンコウ・ミノカサゴなどなを見てEXしました。


本日は体験とガイドで潜りました。

2015年07月24日 19時29分53秒 | その他

今日はがいた為、画像がありません。ご了承ください。

最初は秋の浜で体験ダイブです。水温は22℃位、ですが透明度が…。最強に悪いです、緑でした…。この時期に、ありえない。

そんな中での体験ダイブでしたが、ゲストの方は海中を満喫されていました。しかも、メッチャ上手にスキルをこなしていました、あまりの上手さに驚きました。

海中では、この時期恒例のニシキベラの大行進・クマノミ・オルトマンワラエビ・トウシマコケギンポの餌付けなどなど、タツナミガイ・タコノマクラの感触を味わってもらったり、色々と海中を満喫してもらいました。

 

その後、ガイドで野田浜へ。

こちらは水温24℃近くあり、沖で21℃と少し下がりましたが透明度も良く、この時期らしい海を満喫できました。

アーチ内はイサキがガッツリ群れ出口が見えない状態です。アーチがある事を知らないと、イサキのせいでアーチに気が付かないほどです。

その他では、アオウミウシ・キビレヘビギンポ(婚姻色)・名前のないヘビギンポ(通称:アカヘビ)・カスザメ・コロダイ・ミナミハコフグ(幼魚)などが見られました。

 

で、さらにその後、ケイカイに潜りました。

こちらも水温はこちらも24℃近くあり、沖でも22℃でした。透明度は少し白濁していて野田浜よりかは悪かったですが、見渡す限りシッカリ見えます。

ケイカイも根の間でガッツリとイサキが群れています。そして中層も。イサキだけを見ているだけで、気持ち良くダイビングが出来ます

で、中層は残念ながら大物はやってきませんでしたが、それでもホシエイ・ヒゲダイ・アオブダイなどの大物や、サクラダイ(メス)・ハリセンボンなどが見られました。


恒例の早朝ケイカイでハンマー狙い。

2015年07月22日 15時44分20秒 | ケイカイ

今年もこのシーズンがやってきました!。

大島的毎年恒例、この時期ならではの早朝ケイカイでハンマー狙いです。

まぁ、台風9~11号から続くウネリの影響と、黒潮の接近不足からやっと開放され潜れました。

何はともあれ画像をご覧下さい。

少し遠いですが…。

 

朝日が出ると少し見難いです。

 

やっぱり日が無い方が見やすいですね。でもシルエットになってしまいますが…。

 

わりと近くでも撮影できたりします。流れはありますが、強烈ではないので。でもガイド中は、あまりやらないでくださいね。私がドキドキしてしまいますので。

 

で、一番近くに寄って撮影したのがコレです。

 

ハンマー意外でも、トビエイ数匹・ドチザメ・マグロ・ヒラマサ・テングダイ×2・イサキの群れなども見られました。

後、動画も撮影してみました。

http://youtu.be/AxrtW9T2OFU

 


本日はガイドと体験で潜りました。

2015年07月19日 22時52分07秒 | その他

今日は体験ダイビング&ガイドのため、画像がありません。ご了承下さい。

 

さて、今日は海の仕事です、やっと…。

相変わらず西側の海が潜れないので、秋の浜のみでのダイビングです。

もう7月も下旬になろうとしているのですが水温が暖かくて19℃、冷たいと17℃と衝撃的な海中です。まぁ、透明度は良いですけどね。

今日見た生物で一番印象深かったのはクロスジリュウグウウミウシです。

大島では見る機会が少ないウミウシですが、今日はタイミング良く産卵をしていました。

後は7月なのにホウボウがいました…、微妙。

 

 


久しぶりの更新です。

2015年07月18日 06時10分56秒 | 秋の浜

ご無沙汰の更新になって、申し訳ありませんでした。

ライトトラップのイベント終了後の6月下旬に、現地ガイド仲間と利島に行ってきました。理由はドルフィンスイムでした。朝の客船に乗り利島に向かい、同じ日の高速船に乗って大島に戻って来る日帰りコースです。

相変わらずイルカのテンションは高く、ガッツリ遊んでもらいました。私が疲れて参ってしまうほどに…。画像も動画も楽しんで撮影する事ができました。

その中での個人的なベストショットがこれです。

子供イルカです。母イルカのお腹にピッタリ付いて守られながら、成長しています。そんな中でも人間に興味があるようで、視線・顔は私たちの方に向け可愛らしい表情をしてくれました。

 

7月に入り大島の海は安定しませんでした。時より水温が15℃になっちゃったりして…。せっかく登場した季節来遊漁のツユベラ(幼魚)なども姿を消してしまったほどです。

そのうち大島の梅雨に入りました。まぁ、毎日雨・雨・雨の連続でした。その最中に実は講習を受けていました。

エクスプロラーです。レクリエーショナル・リブリーザー、もしくはスポーツリブリーザーなどととも言われたりします。IANTD・JAPANの会長でもある田中さん直々の指導を受けての受講です。

前回は体験エクスプローラーでしたが、今回でダイビングで言うO/Wになりました。この先は更に講習を受けてインストラクター資格を目指したいと思います。

インストラクターになるまでに、本数を稼ぐ為に時間があるときに潜って経験を積んでからのインストラクター講習に入ります。

私がインストラクターを取得しましたら、興味がある方は是非、体験で潜ってみてはいかがでしょうか。

 

さて大島の海ですが、台風9号から始まり西側は超bigウェーブで潜る事ができません。11号の方も四国に上陸しましたが、木・金の船は欠航になり大島も大きな影響を受けました。

11号通過前に潜った画像を紹介します

まずはヒレナガネジリンボウ

去年からの越冬個体です。

他のハゼを探すとホタテツノハゼspが目に入りました。

小さい個体で見にくいです。この個体、家無き子で巣穴が無くウロウロしていました。

ちょうどその時、近くをトビエイが通過しました。

更に…

ドチザメですかね。

 

ハシゴでは定番のカエルウオが戻ってきています。

その他にもハシゴ近辺に住み着いている生物がいます。

こんな感じでキタマクラが寝ていたり、イシダイ(幼魚)・アオヤガラ・カワハギ(幼魚)なども見ることが出来ます。

 

さて今日から連休がスタートです。とりあえず秋の浜は潜れる状態になりました。海中はどの様になっているか、不安でもあり、楽しみでもあります。

今日は残念ながら台風の影響でキャンセルが出てしまったので陸上仕事ですが、明日から張り切ってガイド業を頑張りたいと思います。