「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

台風11号です。

2009年08月31日 08時26分31秒 | その他
 皆様、ご存知の通り台風11号が接近しています。
これから夕方にかけて大島・関東に最接近するみたいです。

 この時期に台風が来るのはしょうがない事なのですが、こんなコースで来てしまうとは…。これも異常気象とか関係あるんですかね~。
おかげで昨日から北東の風が強く吹いています。
そうなると大島の海は全体的に荒れてしまいます。一応、海の状況を見に行ったのですが、どこもビッグウエーブで泡だらけの、砂などが舞い上がったり、泥が入ったりで、とんでもない事になっていました。

 なので海には潜れません。なるべく海中に悪い影響が出ないと良いのですが…。

早朝+2ダイブ

2009年08月30日 16時52分20秒 | その他
 本日もガイドの為、画像がありません。ご了承下さい。

 今日は先日潜りに来て頂いたゲストの方が、再度潜りに来て下さいました。
こういうのはガイド業がメインになってしまっている、私には非常に嬉しい事です。

 さて色々な影響により北東の風が吹いてしまい荒れ気味の海、天気も時より小雨が降る中のダイビングになりましたが、早朝から合計で3本潜ってきました。


 早朝は秋の浜に潜りに行ってきました。
狙いはリクエストを頂いたニシキフウライウオです。
今日も仲良くペアでウミトサカの近くで観察できました。

 近くのイソギンチャクではアカホシカクレエビがついています。
以前は巨大な個体がついていましたが、今は普通の大きさのがついています。今日気がついたのですが、非常に小さい子供が3匹程度見る事ができました。
いつの間に…って感じです。

 ハゼのリクエストも貰っていたのでハゼ地帯にいってみたのですが、やはり早朝ダイブという事もあったのでしょう、ハゼは全然出ていませんでした。

 その他では、キンチャクダイ(若魚)・スミツキベラ(幼魚)・キイロウミウシ・キイボキヌハダウミウシ・スミゾメミノウミウシなどを見ました。
EXしたら波が非常に高かったです。早朝ダイビングで潜っておいて良かったです。


 2本目は北東の風でしたので逃げるように王の浜に潜ってきました。

 狙いは大物だったのですが、透明度が悪く周りを見ても…。大物で目に入ってきたのはコロダイだけでした。

 沖ではイサキの群がイイ感じで群れていたのですが回遊魚は回ってこず、久しぶりにマツカサウオの群をジックリ堪能してきました。

 その他ではウメイロ・セグロスズメダイ(幼魚)・キビレヘビギンポ・イシガキフグ・ミヤコウミウシ・キイロイボウミウシなどを見ました。


 3本目は野田浜です。

 浅場は波の影響で揺られてしまいますが沖に出れば、わりと静かに潜れたように感じました。

 今日一番良かったのはキンチャクダイ(幼魚)を発見した事です。
久しぶりに1円玉サイズの個体を見る事ができました。
体色の黒と黄色がハッキリしていて、各鰭は幼魚なので透明でした。若魚サイズも親の体色に近くなって綺麗な色をしているのですが、幼魚の頃はシックな感じですが綺麗な体色をしています。

 その他に見た生物はコブヌメリ・ミヤコキセンスズメダイ(幼魚)・コブダイ(幼魚)・ミナミハコフグ(幼魚)・ハナタツ・クセニアウミウシと卵・ミレニアムマツカサウミウシ、などです。

本日はガイドです。

2009年08月29日 17時18分26秒 | その他
 本日はガイドの為、画像がありません。ご了承下さい。

 今日は少しブランクがあるゲストの方でした。
なのでストレスを感じないようにダイビングをしてもらう為、1本目は野田浜に潜ってきました。

 潜る前に浅場で呼吸法・耳抜きなど、海中で落ち着いてできるように練習しました。
思いのほか完璧にスキルをこなし沖に出てみても、全く問題なく落ち着いて潜っていました。
さて、今日一番印象に残ったのはアーチ近辺で群れているネンブツダイの子供・タカノハ根の裏で群れている小魚です。

 両方とも凄い数で群れ作っています。でも、まだ体長が小さいので迫力には欠けるのですが、見ていても「群れてるな~。」と見とれてしまうほどです。

 タカノハ根の裏では、カンパチが小魚を追いかけ弱肉強食の食物連鎖の世界も見る事が出来ました。

 その他では、ミヤコキセンスズメダイ・コガネキュウセン(幼魚)などの季節来遊魚や、クセニアウミウシの仲間・ミアミラウミウシ・ニシキウミウシなどのウミウシ、コブヌメリ・ハオコゼのオス・メス、定番のハナタツ・ハマフエフキ×6匹を見ました。


 2本目は、水中での落ち着き具合が素晴らしかったので秋の浜に潜りに行きました。

 勿論狙いはニシキフウライウオです。
今日はご機嫌だったようでペアでウミトサカに寄り添う所を見る事が出来ました。
とは言え、その近辺は水温が低く20℃しかありませんでした。
南方系のニシキフウライウオには、少し辛い水温だと思います。

 その他では、オキナワベニハゼ・コブダイ(幼魚)・スミツキベラ(幼魚)・アカホシカクレエビ・スミゾメミノウミウシトタマゴ・ニシキウミウシなどを見てEXしました。

本日は体験ダイビングで潜りました。

2009年08月28日 18時22分48秒 | 秋の浜
 本日は体験ダイビングの為、画像がありません。ご了承下さい。

 さて今日は秋の浜に潜ってきました。
今日は2組の方がダイビングをなさいました。


 前半組みの方たちは、きっと印象深いダイビングになったと思います。
それは…、カメを見たからです。
 
 最初、浅場でスズメダイが密集して群れていたので、それを見てもらっていました。
そうしたら一気にスズメダイが海底付近まで下りてきました。私が後ろを振り向くと小さなカメが猛スピードで泳いできました。
運良くカメが私たちを回り込むように泳いでくれたので、ゲストの方もカメをバッチリ見る事が出来ました。
秋の浜ではカメを見るのは珍しい事なので、運が良かったですね。

 それ以外でゲストの方が印象深かったのを聞いてみるとクマノミと卵・アオヤガラ・オルトマンワラエビ・ウツボなどでした。
後、多くのゲストの方達がそうなのですが想像以上に魚が見る事が出来るようで、非常に驚いて帰っていかれます。

群れが良かった。

2009年08月27日 17時57分57秒 | 秋の浜
 今日は久しぶりにノンビリと秋の浜へ潜りに行ってきました。
(最大水深:35m、水温:23~18℃、透明度:12~7m)

 最初の画像はタカベの群です。
今日は水深7m付近からサーモクラインがありました。随分と浅い所から…。
そんな訳で、その沖の水温は18℃になっていました。

 魚は結構サーモクライン近辺が好きなようで、画像のようにタカベが群れていました。
で、別な所ではイサキもこんな感じでした。



 画像を見ると上が明るく下が暗いのが解りますかね。

 そんな浅場から水温が低かったので一気にハナダイコースまで降りてみました。
以前から観察しているサクラダイ(メス)を撮影しようと思ったのですが、デジカメをかまえると隙間の奥に逃げてしまい撮影できませんでした。

 その上の亀裂にハナダイの仲間を発見しました。



 こんな画像でスミマセン。こっちも奥に逃げられてしまい、これが限界でした。
たぶんチゴ・チビのどちらかだと思うのですが…、これだけで判断するのは難しいです。


 更に上の亀裂にはキビレマツカサが入っていました。



 同じ穴にはウツボ・イタチウオ・イセエビ・ノコギリヨウジが入っていました。
イタチウオ・ウツボがキビレマツカサを隠してしまうんですよね。しかもキビレマツカサは奥に逃げていってしまうし…。


 で、ふと中層を見上げると…



ヒラマサの群が泳いできました。
運良く、私の吐く泡を中心にトルネードしてくれました。悲しいのは透明度が悪く画像が…。
しかもヒラマサの群が去る間際、カツオの群にもあたりました。
こちらは泳ぎ去るのが早かったのと、私のデジカメのシャッターがバカになっていたのが合わさって1枚も撮影出来ませんでした。

 そんな感じで深場で色々と粘ってしまったので、早々に浅場に戻ると途中でマトウダイがいました。



 画像で見ると大きく感じますが、実は結構小さめの個体でした。そのせいか、逃げ回る事も無く私に撮影を楽しませてくれました。

 そこから少し水深をあげるとワニゴチを発見しました。



 いつもと同じような画像ですが、私の人差し指が入っている事です。この個体は非常に小さい個体です。
いつもはレンズを付けず撮影しますが、今日はマクロレンズをつけて撮影してみました。
それで、この大きさです。


 浅場でヒメテグリを撮影してみました。



 逃げ回られるし、ピントが合わないし撮影するのは非常に難しいです。

本日も体験ダイビングですが…

2009年08月26日 20時08分05秒 | その他
 本日は午後から体験ダイビングで野田浜に潜りに行ってきました。

 今日のゲストは高校時代から仲良しの3人組でした。
練習の時から全く問題が無くスムーズにこなし、そのまま沖の方へ遊びに行ってきました。

 ガイドロープ沿いでサキシマミノウミウシ、少し移動してからサツマカサゴ・アオヤガラ・アメフラシを見てアーチまで行きました。
アーチ内では相変わらずイサキが群れています。産卵期を迎えているからでしょうアカハタの数が多くなってきています。

 その他ではニシキウミウシ・ハナタツ・ミヤコキセンスズメダイ(幼魚)などを見たのですが、やはり体験ダイバーにとってはクマノミが人気・インパクトの両方で№1でした。


 で、体験ダイビングが終了し色々と片付けをしていると18時頃になりました。
久しぶりにセミナイト魂に火が付き、秋の浜に思わず潜りに行ってきました。

 狙いはレンテンヤッコです。



 今日は産卵を狙いにいったわけではなく(まだ少し早いと思う)、テリトリーや現状確認で見に行ってきました。
なので予想通り産卵はせず、ペアにもなりませんでした。産卵まではもう少し時間が必要ですね。


 レンテンヤッコを観察している時、群れが半端無かったです。





 イサキの子供の群になります。
勿論、今まで潜ってきたセミナイトの時も確認する事が出来ていましたが、今日の群かたは半端なく群れていました。
あまりの数の多さに私は興奮しまくっていました。イサキ以外にもタカベ・ムツの子供の群も混ざり濁流のような感じで、魚が群れていました。


 さて今までのセミナイトと言えば…、



アカオビコテグリです。今年も5月から何回も楽しませてくれましたが、産卵がついに終了しました。
これだけ近くによっているにもかかわらず、お互い背鰭を広げる訳でもなく何も身動きせずに寄り添っているだけでした。


 ここで気になるのは、やはりニシキフウライウオ存在です。



思わず見に行ってしまいました。ペアを初確認する事が出来ました。
画像が悪くスミマセン。

さてここで気になったのはメスの動きです。



また画像が悪くてスミマセン。
「ここ」に注目です。お腹の所には育児嚢と言って卵を育てる袋があります。それを動かしていました。
なので若干ですが隙間があります、微妙すぎて分からないですかね…。
既に卵を抱えているのか、それともその準備で動かしているのか、どちらか解りませんがこの先は要チェックですね。


で、ナイトといえば甲殻類になります。



オラウータンクラブです。
実に不思議なカニですね。このフサフサは、どのようにして作るのでしょうか。
このように綺麗なウミトサカなどの場所にいると画的に綺麗で最高です。

リフォームしました。

2009年08月26日 11時03分03秒 | その他
 ダイビングとは少し話が変わりますが、客室を一部屋リフォームしました。

 MAX10人程度宿泊できる大部屋が画像の様な感じになりました。少し詳しく説明しますと…、


 まずは入口



 「入口」と書いてある所で靴を脱いでください。脱いだ靴は左側にある下駄箱へ。


 次は照明です。



 部屋に入って直ぐ右側の壁にリモコンがあります。リモコンでスイッチオンです。電気もリモコンで操作する時代なんですね。


テレビはこんな感じです。



 ちゃんと地デジ対応です。勿論、大島にもアンテナがたっているので見る事が出来るはずなのですが、和光マリンがある岡田地区では山などの地形の関係で現在受信できません。
なのでアナログで見ています。もう少し経てばちゃんと見る事が出来るようです。


 その他はこんな感じです。





 室内に水道・ラック・エアコンがあります。
窓にはロールカーテンを付け直しました。解りやすいように少し下げてある状態で撮影しました。
勿論、ちゃんと下までカーテンが届くのでご安心を。
床は絨毯からタイルカーペットに変わっています。

 このような感じでリフォームが完了しました。皆様のお越しをお待ちしております。
尚、室内は禁煙とさせて頂きますので、ご協力をお願いいたします。

今日はガイドです。

2009年08月25日 23時21分05秒 | その他
 本日はガイドの為、画像が有りません。

 今日は秋の浜野田浜に潜ってきました。


 北東の風が吹いた影響で波が高かったのですが、秋の浜は許容範囲で潜れましたので1本目は秋の浜に潜ってきました。
勿論、狙いはニシキフウライウオです。
 ペアでいるらしいのですが私が見に行くと何故か単体でしか見る事が出来ません
。非常に運が悪いのでしょうか?

 そのままハゼ地帯に進んでハゼを確認すると、南方系のハゼはヒメユリハゼしか確認できませんでした。後はササハゼのみ。

 最近浅場でアオリイカの子供を見る機会が増えてきました。
秋の浜で産卵してないのですが、きっとどこかで産卵してそれが孵化したのが浅場にやってきているのだと思います。
なぜ、漁礁で産卵してくれないのでしょうか?


 2本目は野田浜です。

 ガイドロープを進みサツマカサゴ・ハマフエフキを確認し沖に出て、
アオ・ウスイロ・コイボなどのウミウシ達が根の壁についていました。

 アーチ付近ではクマノミの卵・ニシキベラの産卵が見る事が出来ます。

 帰り際に定番のハナタツミヤコキセンスズメダイを見る事が出来ました。
勿論、今年初確認になります。黒潮の影響を受けるのが遅かった今年は貴重な存在です。


本日は体験ダイビングでしたが…。

2009年08月24日 17時51分28秒 | ケイカイ
 今日は午後から体験ダイビングのゲストのみでしたので、久しぶりにカメラを持って朝早めに潜ってきました。

 ポイントは勿論、秋の浜です。理由は最初の画像を見てください。
先日はずしてしまったニシキフウライウオを観察する為です。ご覧の通り白い個体を見る事が出来ました。
 見る度に「綺麗な魚だな。」と「何でこんな魚がいるのだろう?」と考えてします。

 で、ここで衝撃的な事実なのですが実はこのニシキフウライウオ、ペアになっているそうです。
私の時は1匹だったのに…。タイミングが悪かったのかな…?


 次の画像はレンテンヤッコです。



 まだ子供サイズで綺麗で少し小さいサイズです。ニシキフウライウオの触発された私は、綺麗な魚を狙って撮影してみました。
隙間の奥に隠れていたので光量不足ですが、なんとな~く綺麗なのが伝わるでしょうか?

 さてさてレンテンヤッコと言えば、大島では普通に観察できる魚になります。去年は9月の頭頃に産卵をしていました。今年も産卵してくれると思うのですが、いつ頃になるでしょうか?
産卵している時の体色も非常に綺麗ですよ。

 次はヤマドリです。



 私の中では地味な魚だと思っていたヤマドリです。同じ仲間のアカオビコテグリの方が綺麗な体色をしているので、どうしても比べてみるとそう感じてしまいます。
 でも今日の個体は非常に綺麗な体色をしていると思います。私的にはここまで綺麗なヤマドリを見るのは初めてです。

 今年は非常に少ない季節来遊魚ですが、それでも少しずつ流されてきています。
今日初めて観察出来たのは…





 フタスジタマガシラ(幼魚)・スミツキベラ(幼魚)です。両方とも非常に小さくウネリの影響もあって撮影するのが大変でした。


 ここ最近の海は、毎日新しい発見があって楽しい海です。ジックリ色々と探して潜れば色々な発見が出来ると思います。

 

体験ダイビングで潜りました。

2009年08月23日 21時31分03秒 | 秋の浜
 本日は体験ダイビングの為、画像が有りません。ご了承下さい。

 今日は体験ダイビングで秋の浜に潜ってきました。
少し話がずれますが、男女で体験ダイビングをやりにくると9割以上の確率で女性の方が「やろうと。」主導権を握っています。
何故なんでしょうかね。

 そんな訳で今日のゲストの方も女性が先にやろうと話を持ちかけたようです。

 水温も暖かく、透明度も良いのでストレス無く潜る事が出来ます。
ENしたらソラスズメダイの子供たちが多くの群を作っています。何気に私もこの光景に心を癒されます。

 その後、ツノダシを確認。やはりトロピカルフィッシュは印象深いようです。
クマノミは不動の人気者ですね。最近は凄い小さい子供も増えてきたので、更に人気がアップしたように感じます。

 キンギョハナダイ・ネンブツダイ・イトヒキベラ・スズメダイなどの小魚の群を見ると、その多さに見とれるゲストの方が多いいです。

 その後にオトヒメエビ・オルトマンワラエビなどの甲殻類を見て、トウシマコケギンポに餌付けをして、ハシゴの下にいるアオヤガラを見てEXしました。

 そうそう、話は変わりますがケイカイでハンマーヘッドが出たそうです。私も狙ってはいるのですが、見る事が出来ていません…。