今日は体験ダイビングで秋の浜に潜りました。
海の状態は水温が19℃と変わらずですが、透明度が良くなってきていると思います。以前は白濁していたりして10m無かったのですが、今日はブルーな感じでした。
さて今日のゲストですが、実はライセンスをお持ちの方たちでした。ダイビング自体が2年ぶりということで体験ダイブで申し込みをされたようです。
そのような訳で、まずは学科から始めました。ライセンス保持者なので昔を思い出してもらいながら復習です。なのでスンナリと理解して頂けました。
実際、海中に潜っても落ち着きは完璧で、こちらもスンナリ潜る事ができました。
ハシゴ付近ではアオヤガラの子供と遊び、少し移動するとアジの子供が群れていました。ふと下をみるとニラミギンポが泳いでいました。私達が近づいて観察すると興奮して体色を変化させていました。このニラミギンポは越冬した個体だと思います。今まで何処にいたのでしょうか?
近くではイトフエフキの喧嘩も観察する事が出来ました。生態行動で言うと、オオスジイシモチたちも怪しい動きも見る事が出来ました。もうボチボチ産卵して口内保育をする姿が見られると思います。水温も上がり安定しつつあるので、生物の動きも活発になってきています。
その後は移動しながらクマノミ・ムスメウシノシタ・オルトマンワラエビ・アオウミウシなどを見て、トウシマコケギンポと遊んでカエルウオを見てEXしました。
ここ最近、更新が無かったのですが私が何をしていたかというと、こんな感じです。
そう、タンクが1本多いダブルタンクを背負って…、
前には小さいタンクを持ってのダイビングをしていました。
IANTDという指導団体のアドバンスド・ナイトロックス・インストラクターの講習を受けていたんです。ちなみに今日無事に合格しました。
あまり聞きなれない指導団体だと思います。私達が日頃やっているレジャーダイビングよりもテクニカルダイビングに近い団体で、ナイトロックスにかけては実は一番詳しい団体でもあります。
こんな書き方をするとマニアックに感じる方もいるかもしれませんが、そんなに硬く考えなくても大丈夫です。私にも出来るのですからね。
では何故、これを受講したかですが、和光マリンの非常勤の方がこの団体のインストラクター所持者で教えて頂きました。かと言って、いきなり皆様にこの潜り方を教える訳ではありません。
一番重要なのはナイトロックスで潜る事です。そう、ナイトロックスは体に良く様々な恩恵が受けられます。
例えば、大島に潜りにいらして帰る日、多くのパターンが午前中に2ダイブをしてお帰りになるかと思います。その際、水面休息時間が1時間程度で短く2本目は必然的に水深が浅く、潜水時間が短いダイビングになってしまうかと思います(窒素の関係で)。
ですがナイトロックスで潜ると酸素濃度が濃い分、窒素が少なくなるので普通の空気で潜るよりも長いダイビングができます。
他には日中に2ダイブして、生物の生態行動を見る為にセミナイトダイブをやる時も窒素の影響で難しい事もあるのですが、ナイトロックスだと無限圧潜水時間が増えるので十分遊ぶ事も出来ますし、より長い間生態行動も観察出来ます。
簡単に取上げるとこんな感じで、ナイトロックスは非常にダイビングに有効的なアイテムな訳です。後は、いかにリーズナブルに使えるかと、許可が下りれば…、って感じです。
詳しい事は潜りにいらした時に、お話しますので海の状態も良く面白くなってきているので是非、皆様潜りにいらして下さい。