「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

今年も一年間、大変お世話になりました。

2017年12月31日 16時59分05秒 | その他

2017年も、残す所あと僅かになってまいりました。

今年も多くのゲスト様に御来店頂きまして、誠にありがとうございました。

今年は昨日が潜り納めとなりましたが、有難い事に明日からガイドのご予約を頂いているので新年早々に海をご案内してきます。嬉しい限りです。

今年の海を振り返ると…、やっぱりリュウグウウノツカイに逢えた事ですね。2回目の出遭いは、あるのかなぁ…。

来年も、皆様に海中を楽しんで頂けるよう、頑張って色々な生物を発見できるように潜りたいと思います。是非、大島の海に潜りにいらしてください。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。今年一年、誠にありがとうございました。来年も、宜しくお願い致します。


本日もガイドで秋の浜に潜りました。

2017年12月30日 14時43分31秒 | 秋の浜

本日もガイドの為、画像がありません。ご了承ください。

今日も秋の浜に2ダイブしてきました。水温は、また落ち一時15℃台を指しました…。まぁ、平均すれば16℃台前半~15℃代後半ですかね。ここ数年は18℃位あったので、一番寒いですかね。

 

1本目はホタテツノハゼのリベンジです。

EN後、一気に沖へ。でも入った瞬間「冷たい…」と分かったので、期待していなかった通りホタテは出てませんでした。

諦めて、ノンビリ散策しながら浅場に戻りました。クダヤギの仲間につくヨツバネジレカニダマシ・ヤイバカクレエビを観察しました。このヤイバカクレエビ、昔(かれこれ10年くらい?)から見ていたのですが、名前を初めて知りました…。透明で模様が無いので見ても…。

その後はクロイトハゼ(ペア)・ヒヅメコシオリエビなどを見て浅場に戻りました。

浅場ではクビアカハゼ・クリアクリーナシュリンプ・オシャレカクレエビなどを見てEXしました。ハシゴの近くにマツカサウオの子供がいたのですが、場所が悪くて見難く諦めました…。

 

2本目は左の砂地を散策です。

EN後、昨日みた「アカボシハナゴイ」らしき場所へ。無事、今日も確認してきました。やっぱりアカボシハナゴイでした。でも、小さいので模様の出が少なめ…。それでも、20m台で見れるとは…。しかし、直ぐ亀裂に逃げ込みますけどね。

その後は砂地に出て、カスザメ・テンスモドキ・ウミテング・ショウブハゼの仲間・オオモンハタ・クビナガアケウス・ムチカラマツエビなどを見て浅場に戻りました。

途中、アオサハギを見て、浅場でイソコンペイトウガニを見てEXしました。


本日もガイドで秋の浜に潜りました。

2017年12月29日 16時27分17秒 | 秋の浜

本日もガイドの為、画像がありません。ご了承ください。

今日も秋の浜に2ダイブしてきました。水温は16℃台後半です…。

 

1本目は、ホタテツノハゼ狙いです。

EN後、一気に沖へ。潜った瞬間に分かっていた事なのですが、予想通りホタテツノハゼは出ていませんでした…。冷たいですからね。

諦めてもう少し沖へ。こちらも分かっていましたがナノハナフブキハゼも出てませんでした。でも、時々顔を出していたりするんですよね。

ハゼは諦めて散策開始です。フトヤギにつくヘラヤガラの子供・ハナオトメウミウシ×4・ニシキウミウシ・ハナアナゴを見て浅場に戻り始めました。

浅場に戻る途中で、クビアカハゼ・タマゴイロイボウミウシを観察し、浅場ではヒメサツマカサゴ・ヨゴレヘビギンポ・おいしそうなタコを見てEXしました。

 

2本目はタップリ水面休息を挟んでヒオドシベラ狙いです。

EN後、一気に沖へ。目的地付近でヒレグロスズメダイ幼魚を観察。

その間、ヒオドシベラ探しです。最近、目にしていませんでしたが、直ぐに発見。

その後、クダゴンベ×2を見て浅場に戻りました。

途中、瞬殺でハッキリと確認できていないのですがアカボシハナゴイを見ました。しかも、22mで。明日、再確認に行かなければ…。

浅場ではヒトデヤドリエビ・クロメガネスズメダイ幼魚・ヒョウモンダコ・サザナミヤッコ幼魚を見てEXしました。


本日はガイドで秋の浜に潜りました。

2017年12月28日 21時22分25秒 | 秋の浜

本日はガイドの為、画像がありません。ご了承下さい。

昨日までの強烈な西風は止み、陽が出れば暖かい一日になりました。今日もリクエストを頂きまして、秋の浜に2ダイブしてきました。

 

1本目はニシキフウライウオ狙いです。

EN後、一気に目的地へ。でも沖に出るにつれ水温が…。目的地付近では16℃になっていました…。深場から湧き上がってくるような感じでしたね。すこぶる綺麗でしたけど。

で、目的の生物が見当たりません…。とりあえず、小さめのアカシマシラヒゲエビ×3を紹介。その間、探しまくりです。

そうしたら、ゲストの方が見つけてくれました、良かったニシキフウライウオを見て頂けて…。

その後は、スミレナガハナダイ・フタイロハナゴイを見て浅場に戻りました。

浅場では、セジロノドグロベラ幼魚・ヒメゴンべ・メガネスズメダイ幼魚を見てEXしました。

 

2本目はジョーフィッシュ狙いです。

EN後、ノンビリ沖へ。2本目も沖に出るにつれて刺激的でした…。まぁ、それでも大きなコロダイ・イサキは群れていました。

散策を始めると、カモハラギンポが岩の隙間に隠れていました。浮遊系のギンポなんですけど…、寒かったんでしょうね。

その後は、オトメハゼ・コウイカ・ヤギにつくアカホシカクレエビ・カゲロウカクレエビを見てジョーフィッシュを観察。

浅場に戻りながら、クロイトハゼ(ペア)・ミナミダテハゼを見ました。

浅場では若めのミノカサゴ・ムラサキウミコチョウを見てEXしました。


下見で秋の浜に潜って来ました。

2017年12月27日 17時43分49秒 | 秋の浜

1月6・7日で、峯水さんが来島し「BWD」を開催します。興味がある方は、是非潜りにいらしてください。

  昨晩は、今年最後のライトトラップ下見で秋の浜に潜って来ました。

 ヒラメorカレイの稚魚が登場したり、

 ベラ(テンス系)の稚魚が登場したり、

 イカが多く登場しました。

勿論、その他にタルマワシ・甲殻類の幼生なども登場しました。

 

ここからは今日の下見で秋の浜に潜った画像です。時間が遅くなってしまったので、一気に沖に出てホタテツノハゼです。

 寒いので鰭は、あんまり広げません。でも、見る事が出来るだけでも感謝です。

 

移動してフタイロハナゴイ  相変わらずの多さです。

 

近くではニシキフウライウオ  メスの姿は無く、オスになってました。必死にメスも探したんですけどね…。

 

浅場に戻りながらネッタイミノカサゴ  随分と成長していた個体です。

 

浅場でクロメガネスズメダイ  ずば抜けた安定感で定位置です。

 

暗くても全然撮影できるイソコンペイトウガニ 

 

最後にキリンミノ  結構小さいサイズでした。


最近のライトトラップ&少し前の秋の浜

2017年12月26日 08時32分35秒 | 秋の浜

1月6日の峯水さんが来る「BWD」に向けて、テンション高めのガイド仲間とライトトラップに余念がありません。

そんな訳で最近見た生物を紹介しましす。個人的に一番テンションが上がったのは…

   ユキフリソデウオです。専門の方に調べて頂きました。とっても小さいです、画像の後ろに写っているのは、私の指ですから。

 

次はワニギスです。

 

これも小さかったですね。変なツノみたいのが出ているのが目印でしょうか。

 

次はニザダイの仲間です。

 

着底しました。これから色が出てくるのでしょうかね。

 

次はアナゴの仲間。  くるっと体を丸めたところです。

 

次は。  残念な画像です…。スズメダイの仲間ですかね?

謎と言えば…、 何でしょね? ライトトラップは未知との遭遇ですね。

 

クラゲも見れました。 浮遊生物感が出るのがクラゲが一番でしょうか。

 

次はエビ系の紹介です。

 サクラエビの仲間の様な気がします…?

 クルマエビの仲間の様な気がします…?

 モエビ科の仲間の様な気がします…?

 謎なエビの幼生です…。

 これはシャコの幼生です。クルクル回るので逆さになっていますけど…。

着底した瞬間のエビも撮影できました。

  

どんな姿になるんでしょうかね? 興味津々ですが、解明は出来ないんでしょうね…。

 

次はイカの紹介です。実はENして移動している時、イカが突っ込んできてライトを持っている手に当たったんですよ。驚きましたね。

  ヤリイカですかね?

 

 ホタルイカですかね? イカ、分類が全然分かりません…。他のも、そうだけど。

 

以上、ここ三日間分のライトトラップ情報でした。

 

で、少し前の日中の秋の浜の画像です。

EN後、スイスイ沖に出て、途中で発見した…

 アカオビハナダイ

 

そのまま深場に移動し、ヤノダテハゼ・ナノハナフブキハゼです。

 

 

瞬殺された、 ソメワケヤッコアカハラヤッコも瞬殺でした。

 

コケムシには…、 ミズタマウミウシがいました。

同じコケムシに…、 ツノザヤウミウシですかね…? 小さすぎて分かりません。

 

帰り際に和名のないエソもいました。  たぶんそうだと思います。

 

最後に浅場で、 ハダカハオコゼ。てっきり消えてしまっていた物かと…。とは言え、コケだらけで…、本当はもっと綺麗なはずなのに。そしてコケの影響がピントが合わない。

 

 

 


1月に峯水カメラマンが来島します。&ライトトラップで秋の浜に潜って来ました。

2017年12月20日 11時46分25秒 | 秋の浜

急な話ではありますが、1月6-7日で水中カメラマンの「峯水 亮」さんが来島します。峯水さんが来るという事は…

「Black Water Dive」略して「BWD」をやります水中ライトを使用しナイトダイビングをして光に集まるプランクトンを捕食しようと集まった幻想的な生物を見るダイビングです。

勿論、峯水さんも一緒に潜って撮影などをします。これを機会に、「峯水さんと一緒に潜りたい!」とか、「詳しい生物の話が聞きたい!」と思った方、ぜひ参加してみて下さい。

参加費としてダイビング代とは別に1ダイブ4,000円の費用が発生しますので。予めご了承ください。ちなみに、リクエストがあればBWDを2ダイブも可能です。

 

そんな訳で、BWDの下見で秋の浜に潜ってきました。

ENすると…

  ネコザメがいました。

目の下に何か付けています。ウミヒルの仲間でした。海の中にもいるんですよ、ヒルって。これはBWDとは関係ないですけどね…。

 

さて、狙ったエリアでライトを設置し待機です。プランクトンが集まり始めると…

 ウキエソの仲間が登場します。体に発光器があります。

まぁ、クラゲとか色々な日頃のダイビングでは見れない生物を見ながら待っていると…

 オニカクレウオって言う魚が登場しました。「絶対に日頃のダイビングではお目にかかれない」感するでしょ。勿論、私は初観察です。

更に…

 アナゴの仲間だと思われる幼体。体がスケスケです。これも「日頃のダイビングでは絶対に見れない」感が満載です。

 

他に登場した生物は、ペットボトルで捕獲してみました。

 タルマワシだったり、

 

セミエビの仲間のフィロゾーマだったり、

 

スルメイカじゃなくてヤリイカだったり。

勿論、捕獲は見るためにやっているので、観察したら放流します。

ん~、捕獲に使ったペットボトル、持っていくのを間違えた…。


秋の浜に潜って来ました。

2017年12月15日 17時22分37秒 | 秋の浜

残念な事に、今週末はノーゲスト…。でも、急な予約に備えて秋の浜に潜って来ました。

最初の画像はヤシャハゼです。

 先週見つけた小さい個体です。やっと証拠画像を撮りました。この時期でも、このサイズが登場するとは…。もう普通な感じになりつつありますね、恐ろしい…。

 

次はジョーフィッシュです。

 近くなので久しぶりに立ち寄ってみました。

 

次はイズカサゴです。

 大島の冬を代表する魚と言っても過言ではないはず。あぁ~、冬ですね。後、私が食べてみたい魚ランキングの上位にいる魚です。

 

で、先日みつけたナノハナフブキハゼと紹介した小さい方です。

 こうみるとキザクラハゼの様な気も…。もう少し寄れれば最高なんですけど…、先ほどのヤシャハゼ同様でコレが限界です。

もう少し深い方に足を延ばし散策すると…、

 ヒオドシベラがいました。今年2個体目の発見です。

 

浅場に戻りながらカナメイロウミウシを発見しました。

 深場に多いウミウシなので、あまり見かける事がありません。

 

一気に浅場に戻ってサガミリュウグウウミウシです。

 食事中でした。久しぶりに見ました。

 

その近くではオキナワベニハゼも観察できました。

 少し移動し…、

 イソコンペイトウガニも発見。

 

最後に…

 クサイロモシオエビ?ですかね。ここ数年、けっこう目に入るエビです。でも小さいですし、この種の特定って苦手なんです…。


撮影で潜って来ました。

2017年12月13日 15時46分17秒 | 秋の浜

今日は先週末にガイドで紹介した生物を撮影に、秋の浜に潜って来ました。昨日の強烈な西風の影響で、水温は17℃台まで落ちてしまいました…。

最初、日曜に発見したヤシャハゼのチビを撮影しようと思ったのですが…、出てませんでした。一気に移動して、ガイドでは紹介していませんがナノハナフブキハゼです。

 最近観察出来ている個体。でも今日は…、

 小さいのを偶然発見しました。でも、瞬殺でした。まぁ、水温が下がりましたからね…。

 

移動してケサガケベラを探しましたが不発、クダゴンベも不発…。しょうがないのでハナダイを撮影。

 カシワハナダイに、

 スミレナガハナダイ。見切れているのはシロボシスズメダイ幼魚です。

 それとフタイロハナゴイです。

ガイド中に発見したサクラダイ幼魚を撮影しようと思ったら、こちらも不発。同じ場所にタイワンスズメダイ幼魚がいました。

 実は上のカシワハナダイの画像に見切れているのが、コレです。

 

次はニシキフウライウオです。

 EN前に消えたという情報もありましたが、無事発見です。

 

たっぷり窒素が溜まったので、一気に段上まで戻りました。浅場でまず撮影したのはヒメゴンべです。

 小さいサイズを結構見かけます。

 

次はクロスジギンポ・トウシマコケギンポです。

 

水温が低くなると、巣穴からの出が悪くなりますね…。

 

次はイロカエルアンコウです。

 先週、見つけた個体と同じです。週末探したんですけどね…、玉砕でした。サイズは大きいのですが、この色のせいで目に入りにくいです。今日はエスカをブンブン振り回していました。

 

最後にカスリフサカサゴです。

 サンゴの隙間に隠れる綺麗なカサゴです。私はタイミングが悪く、やっとここまで出てきている時に撮影する事が出来ました。全身がバッチリ出ていれば凄く綺麗なので、良い被写体になると思います。


本日もガイドで秋の浜に潜りました。

2017年12月10日 17時36分48秒 | 秋の浜

今日は、ゲストの方が撮影した画像を1枚だけ頂きましたので、画像があります。(Kさん、提供ありがとうございます。)

さて、本日も秋の浜のリクエストを頂き、2ダイブしてきました。

あぁ、今日という日は、私のダイビング人生で忘れられない日になりました。ちょっと大袈裟ですけど…、まぁ日にちは忘れても思い出に残る1ダイブになりました。

その理由は、コレを見てしまったからです…。

 ん~、棒…。違います! テンガイハタの仲間です。テレビなどで時々見る「リュウグウノツカイの仲間」っていう方が、分かりやすいですかね。

深海魚で湧昇流に乗って浅場までやってくると言われています。私のイメージでは、死にぞこないがフワフワと浅場にやってくるイメージですが、今日の個体は超元気。近寄って撮影させてくれませんでした。ちなみに画像に写っている手は私で、RGブルーのライトを持っています。

あぁ、もっと余裕がある時にジックリ観察したかったですけど、見る事が出来ただけでも幸せな気分になりました。言葉に表現できない透明感と綺麗さと模様でした。

 

別カットは、こんな感じです。

 落っこちそうな岩の下で見ちゃいました。

 

そんな訳で、今日のダイビングの記憶がブッ飛んでしまいました…。

ん~、それ以外だとクダゴンベとか…、スミレナガハナダイ・フタイロハナゴイがいっぱいとか…、そうそう新しくヤシャハゼのチビも発見しました。