「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

今日は体験ダイビングで野田浜に潜ってきました。

2016年05月21日 17時18分00秒 | 野田浜

今日は体験ダイビングのため、画像がありません。ご了承ください。

 

 ここ数日、北東風が吹いていたので静かな野田浜で体験ダイビングを行いました。天気も良く、海はベタ凪で絶好のダイビング日和です。私のポジティブなダイコンは水温は19.8℃を差し、透明度は10m前後でした。

 前回はグアムで潜ったと方たちがゲストでした。前回のダビングを思い出してもらうと…、「苦しくて窒息するかと思った…」とか、「耳抜きが分からなかった…」とか、「マスクに水が入ってきた…」などなど、良い思い出があまり無かったみたいです。

 事前の説明で、「苦しい=緊張感で呼吸が浅く早くなっているので、まずは呼吸を整えましょう!」とか、前回のグアムでは水深5mは潜っていたようなので「耳抜きは出来ているので、タイミングが遅かっただけですよ。耳抜きのタイミングは、エレベータの上がる時の違和感があった時にやりましょう」とか、「マスクに水が入るのは、顔がこわばっていたり笑ったりすると入りますよ。」などなど、色々と詳しく説明し納得して頂いてから海に行きました。

 浅場での練習は、シッカリと説明を聞いて頂いていたようで全てがスムーズでした。本人たちも、「前回と全然違う。何だか大丈夫な気がしてきた!」と仰って下さいました。 

 そんな訳で、いざ本番です。練習で完璧だったように本番でも完璧で、海を満喫して頂きました。最後に「グアムよりも魚がいっぱいいて、凄く楽しかった!」とか、「凄く楽しかったので、また潜ってみたい!」と、インストラクターとしては非常に嬉しい言葉を頂く事が出来ました。

 

 さて、ガイド目線で生物を観察すると、ミスガイ・サラサウミウシがいたり、根の上ではタカベの子供が群れ、その下ではスズメダイも群れ、アーチの中にイサキが群れ始め、コブヌメリはペアで数組観察出来たり、ホンベラの産卵も始まったり、オハグロベラの雄の喧嘩もあったり、ハナアナゴ・テングダイなども見れて、「ガイドでも面白そうな感じだな~」と思った、今日の野田浜でした。


久しぶりに潜ってきました。

2016年05月15日 17時57分25秒 | 秋の浜

最近、ログ更新が悪くスミマセン。今、施設の改造など色々とやっていまして…。なかなか、時間が作れずに…。

今日は久しぶりに秋の浜に潜ってきました。水温は18℃前後、透明度は浮遊物が目立ちますね…。コースは、際沿いに潜ってきました。ある狙いがあったので。

 

最初の画像はキシマハナダイ・サクラダイです。

 

狙いは見事にハズレました…。まだ時期が早かったようです…。キシマハナダイは以前発見した個体です。一度、姿が見えなくなりましたが復活しました。それ以外では、スジハナダイ・アカオビハナダイなどの定番も観察できました。

 

この近くではキイボキヌハダウミウシも観察できました。

 ウミウシを食べるウミウシです。久しぶりの観察になりました。

 

次はビシャモンエビです。

  

最初の大きい個体がメス、残りの2匹はオスになると思います。どんな関係性なんでしょうかね…。

 

この後は狙っていた生物が不発、アオリイカの産卵を見に行きましたが他のグループが観察していたので遠慮して移動していきました。その時に発見したアキノハマカクレエビです。

 

とっても小さい個体です。もう少し大きいと模様も綺麗なんですけどね…。小さかったので顕微鏡モードで撮影したのですが、細かく動くのでイマイチな画像ですね。

 

浅場に戻る途中でクラゲを発見しました。

 小さいけど綺麗なクラゲですね。ジックリ観察しましたが共生している生物は見当たりませんでした。

 

最後にクリアクリーナシュリンプ・アミメミノカエルウオです。

 

トウシマコケギンポに続く浅場の定番になりつつあります。

 


本日もガイドで秋の浜に潜ってきました。

2016年05月05日 15時09分23秒 | 秋の浜

本日もガイドのため、画像がありません。ご了承ください。

早いもので今日でGW最終日です。今日もリクエストを頂きまして秋の浜に2ダイブしてきました。

 

1本目はハナゴンベ・オオモンカエルアンコウのリクエストを頂き潜ってきました。

EN後は、一気に目的地まで移動しました。無事にハナゴンベを観察して頂けてよかったです。昨日みたいに引っ込まれてしまっていたら…。

カガミチョウチョウウオ・シロボシスズメダイ・クロフチススキベラなどを見ながら、オオモンカエルアンコウまで移動です。昨日と少し場所が違いましたが、無事観察できました。

実は相当な流れがあり、ここまで来るのでも結構大変でした。予定していたコースに戻るのも大変なので、一気にドリフトダイブへ変更しました。で、一気に左の砂地のハゼ地帯へ。予想ではネジリンボウが、流れの影響を受けてホバーリングしている予定だったのですが…、まさかの巣穴から引っ込んでいました。その周りを見たらコウイカが巣穴の近くで寝ていました。

浅場に戻って、ヒメサンゴガニの仲間などを見てEXしました。

 

2本目はジョーフィッシュ・ヤシャハゼのリクエストを頂き潜ってきました。

今回もENしたら一気に目的地付近へ。無事、ジョーフィッシュを確認しました。元々、このエリアでは4個体確認していましたが、今日別に1個体発見しました。ゲストが撮影をしている間、散策していると砂地からウツボの顔が出ていました。まさか、ジョーフィッシュの巣穴を乗っ取ったのでしょうかね…。

その後、ヤシャハゼに移動すると…。目印が壊され巣穴もふさがっていました…。貴重な存在なのに…。

後は諦めてミナミダテハゼ・サキシマミノウミウシサガミリュウグウウミウシ・ミツイラメリウミウシ(白・黄色)・オキウミウシの仲間・クリアクリーナシュリンプ・ヨゴレヘビギン・ヒメテグリなどを見てEXしました。


本日もガイドで秋の浜に潜りました。

2016年05月04日 23時52分29秒 | 秋の浜

本日もガイドのため、画像がありません。ご了承下さい。

夜中から日中にかけて前線通過による影響を受け、南西の風が強い一日になりました。おかげで高速船は、全便欠航する事に…。それでも、北東側の秋の浜はベタ凪で、余裕で3ダイブしてきました。

 

1本目はオオモンカエルアンコウのリクエストを頂き潜ってきました。

EN後は、少々深いので一気に沖に出ました。目的地付近で難なくオオモンカエルアンコウを観察しました。

その後は、ワニゴチ・ビシャモンエビ(ペア)などを見て移動しました。ゲストが撮影している間、ハナゴンベを確認すると良い感じで出ていたので、ゲストに見せようとしたら姿がありませんでした…。一瞬で逃げられてしまったようです。

浅場に戻りながらシロタスキウミウシ・アカシマシラヒゲエビ×2・キイロイボウミウシ・イガグリウミウシ・ルージュミノウミウシなどを見ました。

浅場ではガンガゼカクレエビ・オキナワベニハゼ・アオウミウシ(幼体)を見て、EXしました。

 

2本目はジョーフィッシュ近辺を散策です。

とはいえ、昨日とは別のコロニーのジョーフィッシュです。EN後は、綺麗なフトヤギにいるアカホシカクレエビ・オハグロベラの喧嘩を見て目的地に向かいました。

ジョーフィッシュをガッツリ観察し、近くのヤシャハゼに寄ってみました。今日も元気にホバーリングをやりすぎていました。

その後は浅場に戻りセンテンイロウミウシ・ツノワミノウミウシ・ミドリアマモウミウシを見て、潜る前にリクエストを頂いたトウシマコケギンポをガッツリと堪能してEXしました

 

3本目はクダゴンベのリクエストを頂き潜ってきました。

水面休息をタップリ取ってからの3本目です。とはいえ、DEEPですので一気に沖に出て行きました。目的地付近に到着するとクダゴンベが3個体目に入りました。

ミスジスズメダイ…、久しぶりに三本潜ったら忘れてしました。

浅場ではサガミリュウグウウミウシ・ザラカイメンカクレエビ・ベニカエルアンコウ・オグロヘビギンポ・イソギンポ・カエルウオの仲間などを見てEXしました。


ご無沙汰でスミマセン…

2016年05月03日 23時48分02秒 | 秋の浜

本日はガイドのため、画像がありません。ご了承下さい。

スッカリ後無沙汰をしていました…。健康状態は完璧でしたが、陸上仕事が色々ありまして…。そのご報告は追々…。

さてGWの後半が始まりました。今日はリピーターの方のガイドで、秋の浜に2ダイブしてきました。

 

1本目はジョーフィッシュのリクエストを頂いて潜ってきました。

EN後、ノンビリ沖に移動しました。散策を始めるとコウイカの仲間が目に入りました。よくよく考えると、この種を観察する時は威嚇or睡眠のどちらかが多いような気がします。

その後、スケロクウミタケハゼを観察しました。タイミングが良くソフトコーラルのポリプが開いていたのですが、開きすぎで肝心のスケロクが非常に見難い…。

そこからは移動し一気にジョーフィッシュへ。1つのコロニーで4個体確認しました。全部撮影したり、気合を入れて1匹を撮影すると、やっぱり窒素が溜まりますね。なので、もう一つのコロニーは諦めました。

窒素の時間を気にしつつ、ヤシャハゼの観察しました。私が最初に発見した時に比べると、非常にたくましくなりました。なので、撮影はしやすいですかね。

窒素の時間も限界に近づいてきたので、一気に浅場に戻りました。

浅場ではテンクロスジギンポ・サメジマオトメウミウシ・ツバメウオを見てEXしました。

 

2本目はネジリンボウのリクエストを頂いて潜ってきました。

とりあえず一気に砂地に降りました。

今の大島はアオリイカの産卵礁が賑やかなので、立ち寄ってみました合計5ペア・オス単体2匹が見られました。最初に産み付けられた漁礁ではなく、次の産卵礁に集まっているので、まだまだ産卵ショーは続きそうです。でも、濁りの影響もあってか、少しデリケートでしたね…。こうなると、エクスプローラーで潜って産卵を確認してみたくなりますね。泡が出ないって事が非常に有利ですから。

その後は、アケウス×2・ホウボウ・ホシテンス(幼魚)などを見て、昨年入れた漁礁へ。こちらではニジギンポ・オオモンハタ・マルガザミを見てハゼ地帯へ移動しました。

タイミングが悪く、ネジリンボウしか出ていませんでした…。とりあえず、頂いたリクエストをクリアできたので一安心です。

浅場に戻ってチシオコケギンポ(メス)・トウシマコケギンポ・カエルウオの仲間を見てEXしました。