「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

ガイドで潜りました。

2014年05月31日 18時30分43秒 | 秋の浜

本日はガイドの為、画像がありません。ご了承下さい。

今日も良い天気になりました。梅雨を前にして夏のような陽気です。海も超ベタナギで静かでした。でも透明度が日に日に…。それとJFの到着が大幅に遅れたのが…。

さて今日がゲストの方に秋の浜のリクエストを頂き2ダイブしてきました。

1本目はソウシカエルアンコウのリクエストで潜ってきました。

ENしこちらもリクエストを頂いていたチシオコケギンポ(オス・メス)を見て少し移動するとニシキウミウシが目に入りました。

狙いの生物エリアに到着し探し始めると直ぐに目に入り無事ソウシカエルアンコウを見て貰う事が出来ました。今日はバリバリに体全身を出し、どの方向から見ても全身がハッキリ見えました。ゲストの方も色々と角度を変え撮影できたので良かったです。何時もだいたい穴の奥とか、顔だけとか、お尻だけ…のパターンが多いので。

その後、コロダイ(若魚)・ヨウジウオ・ヒヅメコシオリエビを見て浅場に戻りました。途中、キイロウミウシ×4・ニシキウミウシなどが見られました。

浅場ではハナミドリガイ・ベニカエルアンコウなどを見てEXしました。

 

2本目はアオリイカのリクエストで潜ってきました。

ENし一気に砂地まで降りました。

砂地に入り直ぐムチカラマツエビ・コロダイ(老成魚)が目に入りました。

コノハガ(オス)にを見て漁礁に向けて移動していくと、中層を小魚の群れが大量でした。大物が来ないか時より見上げましたがマダイ・イサキのみで終わってしまいました。

漁礁では合計約10匹のアオリイカが見られました。たぶん、3もしくは4組のペアと略奪愛に燃えるオスで合計10匹だったと思います。メスを取り合う攻防の迫力は一見の価値ありですよ。時よりイサキ動きで警戒心が強くなったり、小魚の群れが急に活発に動き出したり、色々と邪魔が入りましたが産卵・略奪時の喧嘩など時間を忘れてアオリイカに釘付けにされていました。

その後、アケウス(ペア)を見て窒素が溜まったので浅場に逃げました。途中、ワニゴチが見られました。その間もイサキ・小魚の群れは非常に多く視野から外れた事がありませんでした。

浅場ではカモハラギンポ・ヒメテグリ(子供)・マツバギンポ・トウシマコケギンポ(子供)を見てEXしました。

後、浅場で見たコノハガニ(オス)が印象的でした。色が独特だったんですよね~。あの色は初めて見ました。言葉で伝えるのが難しい色です…。


下見で潜ってきました。

2014年05月30日 15時53分27秒 | 秋の浜

ここの所、良い天気が続いている大島です。水温は変わらず19℃前後、透明度は白濁していて落ちてしまいました。まぁ、海から上がって陸上が暖かいので楽ですね。

最初の画像はサギリオトメウミウシです。

久しぶりに見ました。何故か体長が大きく5cm近くありました。今日は同じ仲間のオトメウミウシ系が目立ったので一気に紹介します。これはハナオトメウミウシ

 

一番見かけるオトメウミウシ

最近多いサメジマオトメウミウシ

この種は体色・触覚の色・体の大きさで種類を決めます。

 

次はネコザメです。

本当は違う生物を探していたのですが…、目に入りました。

 

次はヨウジウオです。

長らく同じ場所で観察できています。この近くのミズヒキガニも多くの個体が見られています。そして今日はハナアナゴも見られました。

 

次はテントウウミウシです。

こちらも長らく観察できています。

 

次はベニカエルアンコウ

今日は2個体確認できました。

 

近くではオキナワベニハゼも確認できます。

きっと越冬個体だと思うのですが、今年初確認ですね。

更にこの近くではシラユキウミウシも見られました。

少し暖かい時期に多いので、季節の移り変わりを感じますね。

同じく季節の移り変わりを感じたヒメテグリ

ゴミのように小さく体長はミリの世界です。

最後にセホシサンカクハゼ

求愛をしていました。奥の穴に顔を出している個体がオスで手前がメスになるとおもいます。

一応、動画も撮影したのですが長いです…。

https://www.youtube.com/watch?v=7_aiVTGj4tQ&feature=youtu.be

 

 


粘ってみたのですが…

2014年05月26日 17時02分52秒 | 秋の浜

今日は、アオリイカの産卵狙いの1点集中でダイビングをしてきました。

天気が曇っていたのと濁りのおかげで、程よく海中が暗く「ある意味」では狙い通りでした。

漁礁の少し遠目から観察すると4組のペアが漁礁に訪れていました。でも、なんだか警戒心が強くあまり漁礁に近寄ろうとしません。

しばし観察を続けると…、イサキの群れが漁礁付近を横断していきます。そうするとアオリイカは漁礁から離れ視界から消えてしまします。でも、しばらくすると戻ってきますが、やはり警戒心が強く一気に漁礁に近寄ろうとしません。そうすると、またイサキの群れが…

そんな事を繰り返しているうちに私の体の窒素がタップリとたまってしまいました…。何もせず帰るのは何だったので、産卵シーンはありませんが動画撮影だけしてきました。途中、ピンボケがあります。この時は別のペアに目を奪われてしまいデジカメから目を離してしまったので…。

 http://youtu.be/7S239XBG8sI

 

で、そのままハシゴ付近へ戻りました。根の壁を散策するとヤマトウミウシが交接をしていました。

せっかく交接をしているのですが、地味すぎますよね…。

その近くではオトメウミウシ・サメジマオトメウミウシが見られました。

最近、両方ともに個体数が増えてきたように感じます。

 

最後はコウイカです。

捕食しようとウロウロと獲物を探していました。なので動画撮影をしたのですが…、時間を費やした割には餌を捉えることができず、そのまま終わってしまいました。

http://youtu.be/LBBzVRv3ItU


本日もガイドで潜ってきました。

2014年05月25日 15時00分31秒 | 秋の浜

本日もガイドの為、画像がありません。ご了承下さい。

今日も南西の風が強く吹きましたが、秋の浜は問題なく潜れる状態でした。ゲストの方に秋の浜のリクエストを頂き2ダイブしてきました。

1本目はクダゴンベ狙いで潜りました。

DEEPなのでENし一気に沖の方まで移動しました。途中、ムカデミノウミウシ(色彩変異)・インターネットウミウシなどを見て目的地まで移動しました。

狙いのクダゴンベですが同じヤギの仲間の上に大きな個体が2匹が並ぶように見る事が出来ました。素晴らしい構図ですね。

その後、ヒブサミノウミウシ・ミノカサゴ・サラサウミウシ・タマゴイロイボウミウシ・サツマカサゴなどを見て浅場に戻りました。

浅場ではヒラメ・サメジマオトメウミウシ・ヘビギンポの産卵・キビレヘビギンポ(メス)・ミヤケヘビギンポ(オス婚姻色)・ベニカエルアンコウなどを見てEXしました。

 

2本目はテントウウミウシのリクエストを頂き潜りました。

ENし沖に出て行くとニラミギンポ・コガネミノウミウシなどが目に入りました。

狙いのテントウウミウシは同じ場所で観察できました。小さいウミウシながらも大きめの個体が2匹並んでいるので、まだ観察はしやすいように感じます。

その後、アカホシカクレエビ(ペア)・コガネミノウミウシ・ボブサンウミウシなどを見て浅場に戻りました。

浅場ではヨゾラミドリガイ・オキナワベニハゼ・コクテンベンケイハゼ・アオウミウシ×2・ムカデミノウミウシなどを見てEXしました。

 

そうそう、地元ガイドの方の情報ではGWに登場していたソウシカエルアンコウが再び姿を現したそうです。

 

以前もお知らせしましたが6/23までフォト川柳コンテストを開催しています。詳しい内容は下記をご覧下さい。

http://blog.goo.ne.jp/wakohmarine/e/c2e91ce1590fecb951dc8a703b2e1b19

それでこの企画のFacebookページを立ち上げてあります。是非ご覧頂いて、応募する為に潜りにいらしてください。

https://www.facebook.com/underwater.photo.senryu


本日はガイドでもぐりました。

2014年05月24日 17時47分00秒 | 秋の浜

本日はガイドの為、画像がありません。ご了承下さい。

天気は良いのですが南西の風が強く吹きました。それでもリクエストを頂いた秋の浜は全く問題なく潜れます。水温は昨日と変わらず、透明度は若干ですが回復傾向にありました。

1本目はミズヒキガニのリクエストを頂き潜ってきました。

ENし沖に出てチシオコケギンポを観察しました。GWにオスの姿が見られませんでしたが、元の位置に戻っていました。

その後、ニシキウミウシ×2を見て移動していくとヒラメ(ペア)が重なるようにいました。このような風景を見るには、少し時期が遅いような気がします。

更に移動すると昨日とまったく同じ場所にいたカスザメ・尻尾が切れているけど大きなマダラエイ・ウミカラマツエビが見られました。

で、同じ場所といえばGWに発見したヨウジウオが、まだ同じ場所で見る事が出来ました。

リクエストのミズヒキガニも無事観察できました。このエリアは個体数が多いですね。ヤギの仲間をジックリ探すと多くの個体が観察できます。

浅場に戻る途中ではキイロイボウミウシ・キイロウミウシ×3などが見られ、浅場ではサガミリュウグウウミウシ・アオウミウシ×3・アカエラミノウミウシなどが観察できました。

 

2本目はアオリイカの卵を見に行きました。

ENし沖に出てニラミギンポ・ハナミドリガイ・コロダイなどを見て砂地に降りました。

直ぐにムチカラマツエビ・クモガニの仲間・クロスジウミウシが目に入り、イカ漁礁に向けて移動していきました。

狙いのアオリイカですが遠くに1組しか観察できませんでした…。直前にイサキの群れが漁礁付近を活発に動き回っていたのが悪かったようです。それでも卵は大量に産み付けてありますし、周りには上手く産み付けられなかった卵も落ちています

その後、アケウス・カスザメ×2・ハナミドリガイ・マツバギンポ・オトメウミウシ×2などを見てEXしました。


久しぶりの海へ

2014年05月23日 16時33分03秒 | 秋の浜

更新が疎かになっていまして申し訳ありませんでした。実は2週間ほど島を離れておりまして…。

今日、久しぶりに秋の浜に潜ってきました。一昨日の低気圧の影響でしょうか東から大きなウネリが入っていました。透明度も5m程度、でも水温は20~19℃ありました。ウネリと透明度が回復したら、この時期的に最高のコンディションになるのではないでしょうか。

最初の画像はカスザメです。

実はマクロレンズを落としてしまい…、大きいものをと思い撮影しました。もうそろそろ見納めでしょうね。

 

次はミズヒキガニです。とりあえず画像を連続で5枚アップします。

たぶん交接をしているのだと思います。思わず連続で撮影してしまいました。私が観察している間、この5枚の画像の行動を繰り返しやっていました。何せ、私も初めて見る光景でしたので貴重な経験を味わう事ができました。

 

次はホタテツノハゼSPです。

水温が上がってきたのでハゼも探して見ました。が、あとはダテハゼ程度でレア系は発見できませんでした。

 

次は浅場に戻る途中で撮影したテントウウミウシ・キイロウミウシです。

テントウウミウシは非常に小さいウミウシの仲間になります。でもマクロレンズ無しでも、この程度は撮影できるんですね。

キイロウミウシは毎度お馴染みって感じで、餌となるカイメンの上で見られました。

 

次はアオリイカの卵です。

先日投入した漁礁に産み付けてくれました。昨日までは数組のペアが観察できていたそうですが、私が見に今日行ってみたら1匹もいませんでした。

 

次はオトメウミウシです。

こちらも小さいウミウシになります。体の上に白い物があります。これはオトメウミウシの卵ではないかと思います。

 

次はカエルウオです。

ハシゴの下の大きな岩の上に乗っていました。私が近づくと岩の上の海藻を食べていたようで口をパクパクさせながら移動していました。画像を良く見ると口を開けているのが分かりますでしょうか。

 

最後にアンコウウバウオです。

非常に小さいサイズなので、子供だと思います。通常は岩の下・隙間にいるのですが今日は全身を出しウロウロと同じ岩の上を散策していました。


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2014年05月08日 12時12分02秒 | その他

GWが終わり、また静かさを取り戻した大島になりました。GWに和光マリンをご利用くださった皆様、本当にありがとうございました。またのご来店を心よりお待ちしております。

 

さて何故か昨日アップしたはずの画像が…、アップされていなかったので昨日の画像を少し紹介します。何といってもアオリイカです。

珍しいわけではありませんが…、実は…

産卵しました~。しかも自然にあるフトヤギ?に産み付けていました。私が見ていた時はペアが一組、隙あらばと略奪愛を狙うオス1匹が見られました。

そして今日、作業をしてきました。こんな感じです。

ハシゴに使った古いパイプを使って…

見難いですけどこんな感じで、ベースが完成です。ここに更に木を付け足したりして漁礁を作ろうかと思っています。最終形がどうなるかはお楽しみに。(作っている当人たちが分かってませんから)

で、作業が終わってから「ゆらぎ」を見に行ってきました。早いもので投入して1ヶ月が経とうとしています。

無事、熟成中でした。コレを見て「やっぱり焼酎が欲しい!」と思ったら、注文してくださいね~


GW後半3日目

2014年05月05日 22時15分41秒 | 秋の浜

今日は時より雨が降る陽気になってしまいました…。でも、風が無いので海は穏やかな一日でした。本日も秋の浜のリクエストを頂き、2ダイブしてきました。

 

1本目はクダゴンベ狙いです。

ENし一気に沖に向かっていきました。途中、イロウミウシSPが目に入りました。初めて見るタイプでした。

で、目的の場所に到着しました。が、探すと見当たらず…。とりあえず小さいクダゴンベの方から観察してもらい、その間に探し回っていると無事発見出来て2個体確認できました。

その後、水深を浅場に戻りながらインターネットウミウシ・イガグリウミウシ交接・スミレナガハナダイ・アオボシスズメダイ(幼魚)・サガミリュウグウウミウシ・ベニカエルアンコウなどを見てEXしました。

 

2本目はソウシ・小さいエビ、カニ・などなど…、色々とリクエストを頂いたので頑張ってみました。

とりあえず一気にソウシカエルアンコウがいた付近へ。昨日と場所は変わっていましたが、無事発見できました。隙間の凄く奥でしたが…。

その後、セトヤドリエビ・アカホシカクレエビ(ペア)とエビを見てもらったり、キイロウミウシ・アオリイカの群れとかも見ました。

浅場ではサラサウミウシ・ベニカエルアンコウ・ユビウミウシなど…。

その他にももっと生物を見たような気がするのですが…、記憶が曖昧で…、スミマセン。

 


GW後半2日目

2014年05月05日 00時39分33秒 | 秋の浜

今日は昨晩から北東の風に変わりましたが、良い天気でした。秋の浜のリクエストを頂きましたので、少し波はありましたが許容範囲でしたので、3ダイブしてきました。

1本目は昨日に引き続き「ある生物」のリクエストを頂き、潜ってきました。が、また玉砕…。確かに5/2には見れたのですが…。しかも昨日見たオオモンまでも消えていました。

で、見た生物はオキウミウシSP・ハナミドリガイ・コールマンウミウシ・アカホシカクレエビ・ヒヅメコシオリエビ・ウミカラマツエビ・ベニカエルアンコウ・ヒメギンポ(婚姻色・産卵)…記憶が曖昧でスミマセン。

 

2本目は「とある生物」の情報を頂き潜ってきたのですが、これまた玉砕…。

で、見た生物はアカシマシラヒゲエビ・ミノカサゴ・ハナアナゴ・ミズヒキガニ・アケウス・コマチガニ・カスザメ…記憶が曖昧でスミマセン。

 

3本目は散々探していた「ある生物」が出た! との事で見に行きました。で、やっとソウシカエルアンコウをゲストの方に見て頂けました。本当に良かった…。毎年リクエストを頂いて早3年、長かった。

その後、アカホシカクレエビ(オス)・4日間同じ場所で観察できているヨウジウオ・ミノワミノウミウシ・コウイカの卵・ムカデミノウミウシ・ニセボロカサゴ・ベニカエルアンコウなどを見てEXしました。

 

で、今日は合い間に体験ダイブで野田浜にも潜ってきました。海中でも聞こえるくらい、ゲストの方が魚を見て歓声を上げてくれたので嬉しかったですね。ゲストの方の話では、「和光マリンは人気№3との事でした。」

はて? 何のサイトだったのでしょうか。 1位を目指して頑張らなくてはいけないと思う今日この頃です。


GW後半初日。

2014年05月03日 22時45分43秒 | 秋の浜

今日からGW後半に入りました。前半はガラガラな大島でしたが、海は賑わっていました。和光マリンもガイドゲスト・ショップゲスト、更にスノーケリングのレンタルゲストと一気に賑わいました。

そんなGW後半の初日ですが、リクエストを頂き2本とも秋の浜に潜りました。

まず第一のリクエストはニセボロカサゴです。3月下旬に発見してから、ある程度のエリアをウロウロしている先日ブログアップした個体です。とりあえず無事に見る事が出来たので良かったです。が、今までいたエリアから更に移動範囲を広げそうな勢いで、このままだと探すのがまた大変になりそうです。

 

で、次のリクエストは…。玉砕してしまいました。数日前から姿を見かけなくなった「ある生物」、昨日登場した「ある生物」、2ダイブとも探し回ったのですが発見出来ず…。

 

でもオオモン・ベニカエルアンコウの仲間立派なサイズコロダイ・ヨウジウオマンリョウウミウシが産卵していたり、ミヤケヘビギンポが婚姻色だったり、色々と楽しいダイビングになりました。

それ以外ではサツマカサゴ・キイロイボウミウシ・シロウミウシ・ムカデミノウミウシ(幼体)・カスザメ・ウミカラマツエビ・ナマコマルガザミ・アマミスズメダイ(越冬)・カモハラギンポ(越冬)・コウイカの卵などを見ました。