「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

ガイドで潜ってきました

2009年10月31日 22時57分13秒 | 秋の浜
 本日はガイドの為、画像がありません。ご了承下さい。後、更新率が悪く申し訳ありません。

 本日は大島に在住されているリピーターの方と潜ってきました。秋の浜のリクエストを戴いたので秋の浜へ。
北東の風が吹き波は高めでしたが、EN可能なので潜ってきました。

 さてゲストの方がハナハゼが好きと言う事もあり左の砂地へ行ってきました。

 まずは移動して砂地まで降りビシャモンエビを確認しました。
ここの所、大きなメスの姿はあるのですが小さなオスの姿はなくなってしまいました。
その直ぐ上ではキイロイボウミウシの姿も見る事ができました。

 その近くでは抱卵しているアカホシカクレエビが確認できます。同じイソギンチャクでは小さなオスの姿も観察できます。
だいぶ前から抱卵しているのは知っていましたが、肉眼では卵の成長は分かりません。ちゃんと育っているのでしょうか?

 更にその近くではニシキフウライウオの姿も確認できます。

 少し移動するとテンス(幼魚)が目に入ってきました。色も様々で白・茶・その中間、と最近一気に増えてきたように感じます。
増えてきたと言えばクロイトハゼも多いです。シングル・ペア、巣穴を作る・食事、と様々です。大きさも成長が早く一気に大きくなったように感じます。
後、コウベダルマガレイも姿も久しぶりに観察できました。

 ハゼ地帯に向かったのですが、波の影響でしょうか南方系のハゼの姿は残念ながら見る事が出来ませんでした。最近、私はあたっていない気がします。
でも浅場に戻る途中ではイトヒキアジ(幼魚)の姿を観察できました。これも一気に潮が良くなって水温が上がり透明度が良くなったからでしょう。

 浅場では相変わらず小魚が多く洩れています。ハシゴの近くのカンムリベラ(幼魚)も成長してだいぶ大きくなっています。

気持ちよい海。

2009年10月27日 16時44分44秒 | 秋の浜
 昨日の低気圧通過のシケは台風並みでした。そのおかげか陸上は素晴らしく良い天気でした。
海の方は西側はウネリで潜れないものの、秋の浜はウネリがありますが潜る事が出来ました。
今回のシケで水温は21℃に上がり、透明度も少し回復し青い海が戻ってきました。久しぶりの気持ちがよい海に潜ることができました。


 最初の画像は小魚の群です。
ENしてすぐに見る事ができました。私的には秋らしく非常に好きな雰囲気の海でした。
このような感じで小魚が群れていると…





 ヒラマサ・カンパチが小魚の群の周りを泳いでいました。
本気で捕食しようとは思っていないようで、優雅に小魚の群の周りを泳ぎ去るだけでした。
この他ではナンヨウカイワリも小魚の群に集まってきました。

 ENして直ぐにこのような風景を目にしてしまうと、マクロ生物を探す気にはなれず、今日は中層を眺める時間が非常に長かったです。
沖の方でも、ヒラマサ・カンパチは通りすがりですが見る事が出来ました。その他では大量のマダイ・マハタ・ルリハタなどの少し大きめの魚や、イサキ・キンギョハナダイ・スズメダイなどもいつもに比べ大きな群れを作っていました。

 そんな訳でマクロネタは定番のものを撮影した程度です。









 ニシキフウライウオは今回のシケも無事でした。ペアでいたのですがオスを撮影してみました。オスの後にボケて写っているのがメスの姿です。

 アカオビコテグリは餌を捕食していました。少し動いては口を海底につけ捕食し、また少し動いては捕食し…、そんなのを繰り返し繰り返しで移動していました。

 キイロイボウミウシ+コイボウミウシ・ニシキウミウシは定番中の定番のウミウシです。

 最後にビシャモンエビです。



 こちらも以前から観察できている定番のエビになります。
なので今日は撮影する角度を変え正面から撮影してみました。こうみると何だか分からないですね。


 10/17にアップした、11/7~8日にかけてのボートダイビングのイベントですが、まだ空きがあります。
申込みをされる方は、お早めに。

挫折して1本潜ってきました。

2009年10月25日 16時40分15秒 | 王の浜
 本日もガイドの為、画像がありません。ご了承下さい。

 天気予報通り北東の風が吹いてしまいました。しかも強く…。こうなってしまうと大島のウミは全体的に荒れてしまう最悪なパターンです。
頼みの綱の王の浜も波が高めでしたが、1本は潜れそうだったので潜ってきました。
2本目も潜れたら潜ろうと思ったのですが、潮が引いて高い波が更に立つ様になってしまったので、諦めて温泉へ行ってきました。

 さて昨日のケイカイに引き続き前回の台風以降、初潜りとなる王の浜でしたが、こちらも影響は大きかったです。
見た生物と言えば、クエ・コロダイ・ニセカンランハギ・シマキンチャクフグ・イソギンチャクエビ・コイボウミウシでした。

 しかもクエは久しぶりにクエ穴に入っていたのでゲストを呼んでみてもらおうとしたら、いきなり体を動かして砂を舞い上がらせ穴の奥に逃げられてしまい誰一人としてみる事が出来ませんんでした。

 中層を泳ぐ魚も寂しく小ぶりのイサキの群が少しだけいた程度でした。

本日は3ダイブです。

2009年10月25日 00時06分19秒 | その他
 本日はガイドの為、画像がありません。ご了承下さい。

 今日は久しぶりの雨になりました。しかも北東の風が吹き大島的には非常に寒い一日になりました。
明日も北東の風で雨の予報でしたので、今日は気合を入れて秋の浜に潜らねば…。

 そんな訳で1本目は秋の浜に潜りました。勿論、波は高めですが今日範囲でしたので…。

 とりあえずニシキフウライウオを目指し沖へ出て行きました。
今日は残念ながらバラバラでしたが2匹観察する事が出来ました。

 やはり人気者のニシキフウライウオの近辺では他のグループとバッティングしないように、他の生物を見ながら待っていました。その時に見たのはフタスジタマガシラ(幼魚)・ホソウミヤッコ・クロフチススキベラ(幼魚)・アカホシカクレエビ(抱卵)などです。
でも、バッティングしてしまったんですよね…。

 そこから逃げるように移動しハゼ地帯へ向かいました。途中、カスザメ・ヒメユリハゼを見ました。

 ハゼ地帯は残念ながら全滅でした…。泣く泣く浅場に戻り、キンチャクガニを確認し、ハシゴか混む前にEXしました。


 2本目はさすがに秋の浜は波が高かったのでケイカイに潜りました。
私的には台風後、初潜りでした。影響が少ない所・大きい所など様々でした。

 沖に出るとテングダイが別々の所に1個体ずつ観察できました。
若干流れがあったのでイサキなどが根の間で群れていました。

 18mの砂地は砂紋があり生物が少なく、沖側では台風の影響で砂がなくなっていました。
帰り際にカメを2個体見る事が出来たのが良かったです。


 3本目は野田浜に潜りました。
天気・時間もありセミナイトチックなダイビングとなりました。ライトを照らして魚を教えようとすると、ライトに驚き逃げられてしまうのが悲しい所でした。

 アーチの中ではマツカサウオ(幼魚)が観察できました。その沖ではキビナゴが大量に群れていました。残念ながら回遊魚の姿は見られませんでしたが、水中ライトを照らすと驚き右往左往するシーンが見られました。

 タカノハ根ではテングダイが1匹だけ根の窪みに隠れていました。

 EXする頃にはすっかりナイトになってしまい、コウイカブダイが寝ていました。

本日は体験ダイビングです。

2009年10月23日 17時50分02秒 | 野田浜
 本日は体験ダイビングの為、画像がありません。ご了承下さい。

 今日は天気は良いものの北東の風が吹き、若干波立っていました。それでも野田浜で体験ダイビングが出来る程度でした。

 さて台風の被害により大打撃の野田浜ですが、少しずつ復活しつつあります。
足のつく所で練習する浅場では、少ないながらもハタンポの子供・ニシキベラ・オヤビッチャの子供・カゴカキダイなどが戻ってきていました。
よく見るとハオコゼも石のそばで身を隠していたりします。

 少し沖では海底に生えている藻みたいなものをニザダイ・アイゴが群れをいなして捕食をしていました。

 アーチの中ではアカハタ・ネンブツダイなどの数がだいぶ増えてきました。
今日はそれ以外にも大きなアカエイが岩の隙間で寝ている姿も見る事が出来ました。

 残念ながら沖の砂地でカスザメは見る事が出来ませんでしたが、今まではその跡さえありませんでしたが、今日は跡だけですが3ヶ所で確認できました。

 イバラカンザシの所ではコロダイ・ミナミギンポなどの姿も見られ、少しだけ暖かい海の雰囲気を醸し出しています。

 タカノハの根では、その名の通りタカノハダイが盛りだくさんで岩の上で休んでいたり、根の周りではネンブツダイの子供の群も戻ってきていました。

 今日、一番驚いたのはアオリイカの群です。メッチャ群れていて、数えただけでも54匹いて、それ以外にもマダマダ大量に群れていました。

 

久しぶりのマグロ。

2009年10月22日 16時33分25秒 | 秋の浜
 今日はテラスの木に防腐剤を塗っていたらスッカリ時間が過ぎてしまいました。
よって一番近い秋の浜に潜りに行きました。

 最初の画像はマグロです。
久しぶりの登場になりました、一時期は結構見る事が出来たんですけどね。まぁ、それだけ冬に近づいている事なのでしょうか。
体長は1mオーバーの個体が合計15匹で群れていました。残念ながらこの時、マクロレンズを付けていてマグロに気がつき、ダッシュで外して撮影したのですがこの画像で精一杯でした。
でも、一応マグロってのが分かるでしょ。
実は、このマグロに遇う前に秋の浜では珍しい大きなカメも見ました。
こちらは残念ながらデジカメで撮影しても全く分からない距離でした。でも肉眼ではバッチリ見る事ができました。


 そんなマグロを見る前に撮影していたのがガラスハゼです。



 左側にあるツブツブがになります。
この場所には通常の倍以上の卵がうみつけてあります。卵をメインで撮影したのでガラスハゼがボケてしまっています。


 先ほども書きましたがカメ・マグロを見てしまったので非常に中層が気になってしまうダイビングとなりました。
イサキ・タカベも結構な数で群れていたので、色々と期待していたのですが見事に玉砕されてしまいました。
そんな訳でマクロ生物探しに集中できず…、今日の画像は後2枚です。





 コガネミノウミウシ・キンチャクガニです。

 今年は今の所コガネミノウミウシの個体数は少なめです。以前に比べ浅場で確認することが増えてきたと思います。ミノウミウシの仲間はこれ以外にもミチヨミノウミウシ・サキシマミノウミウシ・ムカデミノウミウシが見られました。

 このキンチャクガニは随分と長い間カニバサミイソギンチャクが、片方無い期間が長いです。
この近辺ではこの個体以外にも大きいのと小さいのが見る事が出来ます。しかも結構な高確率で観察する事が出来ます。

作業です。

2009年10月21日 17時07分51秒 | 野田浜
 本日は作業の為、画像がありません。ご了承下さい。

 先日の台風の影響で無くなってしまった野田浜のガイドロープ直しに行ってきました。
以前使っていたロープは、9割以上がウネリの影響で物の見事に壊されてしまい、ほぼ最初からはり直す作業になりました。

 しかも補強で使っていたロープも吹っ飛ばされ、それをにくくっていた岩も砂利に埋まってしまったので掘り起こす作業や、ロープをひいた時に岩などでロープがこすれて切れないようにする為、どかせる岩はどかしたりなど結構の重作業でした。

 そんなこんなで色々と作業をしていたら4時間以上経ってしまい、作業をしていた人の残圧は全員0になってしまうほどでした。


 それでも、とりあえずはガイドロープをひく事が出来たので初心者の方でも安心して潜る事が出来るようになりました。
後はステンレスのチェーンが届いて、微調整をすれば完璧に仕上がります。

 
 明日はデジカメのバッテリーを充電してから潜りに行こうと思います。

失敗しました…。

2009年10月20日 16時17分15秒 | 秋の浜
 昨日から少々ですが胃が痛く…。どうやら私の胃にいるピロリ菌が活躍しているようです。なので、とりあえずヨーグルト(アロエ入り)を食べていたら、とりあえず少し回復したので秋の浜に潜りに行ってきました。
が、デジカメのバッテリー残量が少なく潜って直ぐ5枚程度撮影したらバッテリー切れになってしまいました。


 最初の画像はタマゴイロイボウミウシです。別名フリエリイボウミウシとも言います。
一見、交接しているかのように見えるかと思いますが交接はしていません。
その理由は左側で隣り合っているからです。
そもそもウミウシの交接管は右側にしかありません。よって交接する時はお互いの右側に逆方向を向いて交接します。
この画像だと左側で互い違いに向き合っているので、交接はしていない事になります。
でも、この2匹は何をしようとしたのでしょうか?


 次の画像はヒラメです。



 大島では中サイズの大きさのヒラメでした。今年は一年中ヒラメが見れているような気がします。
さて、このヒラメをジックリ見てみてください。少し変な所が…。
背鰭にくびれがあります。きっとまだ小さい頃に銛でつかれたかのでしょう。
とは言え、結構ザックリとやられていると思うのですが、良く生き延びたものです。

 
 最後にコウイカの仲間です。



 今までは特に探す訳でもなく目に入っていたコウイカですが、最近はその姿が見られませんでしたが、今日は久しぶりに目に入ってきました。
画像では伝えられないのですが、撮影中に威嚇の為に体色を目くるめく変え綺麗でした。
ちなみにイカはなぜ体色を瞬時に変えられるかというと、人間で言う心臓が体の中に3つあり、それを上手に使って瞬時に体色を変えるそうです。

体験ダイビングで潜ってきました

2009年10月18日 17時00分52秒 | 野田浜
 本日は体験ダイビングの為、画像がありません。ご了承下さい。

 さて今日のゲストは同じ会社の方の4名で野田浜に潜りに行ってきました。
いつもと同じように足のつく所で練習したのですが、残念ながら今までいたオヤビッチャなどの姿は見る事が出来ませんでした。
前回の台風の影響でどこかに吹っ飛ばされてしまったようです。

 練習を終え少し沖に出るとハマフエフキが以前と同じように海底に口を当て捕食していました。
なんだか和やかな光景に感じました。

 更に沖に出ていつも覗く穴を覗くとネンブツダイが少し戻ってきていました。
同じ場所はオトヒメエビのクリーニングステーションなのですが、まだオトヒメエビは戻ってきていなくキタマクラ・イソカサゴなどが寂しそうにたたずんでいるだけでした。

 アーチに向かう間、カンパチの群がキビナゴの群を追いかけるシーンを見ることができました。
残念ながら捕食シーンは観察できなかったのですが、群れの多さにゲストの方は中層を見上げっぱなしでした。
その近くではツノダシもいました。やはりカラフルな魚も興味深そうに見入っていました。

 アーチ内では大きなアカハタ・カサゴの定番の2匹が戻ってきていました。

 アーチの根の先ではイサキ・スズメダイが群れていて、その数の多さにも見入っているようでした。

 イバラカンザシを見ようと近くによると大きなアカエイ?がクリーニングを受けていました。
尻尾が切れていたので、見た目のバランスが悪いのですがゲストの方はその大きさに驚いたようで凝視したままでした。

 今回のゲストの皆さんも無事にアーチまで潜って戻って来れました。



 さて昨日のこのページでも紹介しましたがボートダイビングのイベントを行います。
詳しい事は昨日のログをご覧下さい。

ボートダイビングのイベント情報

2009年10月17日 19時38分23秒 | その他
 いきなりですがイベントのお知らせです。
その名もボートダイビングをやりますよです。

 幸か不幸か、島では珍しくビーチダイビング主流の伊豆大島。何度も足を運んでるゲストの方もボートダイビングをした経験は少ないのでは?
そんな訳でこんなイベントが出来た訳です。

日時:11月7日(土)~8日(日)
ポイント:野増沖(トリプルアーチなど)
価格:¥30,000-

になります。

価格の中には、2ビーチ+2ボートダイブ・宿泊・昼食・施設使用料が入っています。
ゲストの皆様が、あと支払うのは往復の船代のみです。
しかも竹芝-大島往復チケットは予約済み。更に定価の2割引で乗れます。

 今回の宿泊先は大島グランドになります。
その理由はフォトコンテストを土曜の夜に大島グランドの体育館で行います。
ここでの、簡単な飲み物+おつまみも上記価格に含まれています(たぶん焼酎が…)。
この写真は、当日撮影したものでも、過去に大島で撮影したものでも大丈夫です。
なのでガンガン応募してください。
(ちなみに写真は2Lサイズです。)


 こんなチャンスは、もう無いかもしれませんよ…。せっかくのこのチャンスを生かしてボートダイビングを楽しみましょう。人数限定の為、早い者勝ちになります。是非と思った方はお早めに御予約をお願い致します。


※事前にご了承下さい

★ボートダイビングは7日・8日のどちらかになります。
 ゲストの方は選べないのでご了承下さい。

★野増沖でボートが出せない場合、大島ルールにてボートダイビングが中止になります。
 その際はビーチダイビングに変更になります。(その際、ボート料金は返金)

★もしこの日に富士山が見えなかったら…(良いビックサプライズがあるかも・・・)